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第二章理数力低下は国家の危機

小・中学生の学力低下こそもっとも深刻な問題

前述の調査結果は、裏を返すと昭和45年当時の中学生は、高度で広範囲の勉強をしていた、それを実証するのが図表1図表2図表3です。

小4〜小6算数教科書内容削減の実態 中学数学教科書内容削減の実態 中学理科学習内容削減の実態

これは、「ゆとり教育」の名のもとに文部科学省が実施した数次の学習指導要領改定により削減された算数、数学、理科の教科書のページ数や問題数比較ですが、図で一目瞭然なように、大幅に削減されています。

また「中学3年間で習う理科の化学反応式は、昭和42年度の53から、平成14年度は6へと大幅に削られました下記図表参照

中学3年間で習う科学反応式はここまで減った。

さらに、巻末・章末練習問題数大幅減(平均60%減、指導には手間がかかるが、思考力や創造力養成に重要な図形・証明問題・文章問題ほど削減幅が多いことが問題)などを含めると、理数の学習内容は、ピーク時の半分以下というのが現状です。

このほか理数を中心とする授業時間の大幅減(中1数学は91年次の国際比較で最低)、残存学習内容の簡素化、平易化、マンガ化、そのうえに宿題と自宅学習時間の大幅減(国際比較で最低グループ)、公教育における生徒間、教師間、学校間の競争排除、受験勉強への罪悪視、推薦入学拡大、ぺーパーテスト軽視、内申書重視など学力推移把握と検証のための全国一斉学力調査の長期中止(昭和41年以来40年間も)など、すべてが学力低下を助長するものばかりです。

さらに、こんなにひどい削り方をすれば、人間は忘れるから、学力の低下した知識不足の児童、生徒が増加します。知識がないから、かえって子供違の「やる気」が減少しています。