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第四章どうする「理数力」崩壊

「技術立国」が崩壊の危機

戦後の荒廃から資源のない日本が、「技術立国」を目指して今日の経済大国に急成長した、その原動力となったのは、昭和45年代以前に、現在より高度で幅広い教育を受けた人達です。

今もそうした人達の「世界に先駆けた、優れた技術力」の恩恵で、日本は確かに豊かさを誇っています。

しかし、20年後、30年後の日本はどうなるのか、大幅に削減された教科書、ゆとり優先の教育環境で勉強したその果てに、「大学生に高校教育をしなければいけない」「生物を学習していない医学生」といった大学生を輩出した実情から考えますと、その結果は火を見るより明らかと言わざるを得ません。

とくに理数系学力の低下は、アジア諸国や旧東欧諸国の台頭により国際競争がますます激化する将来に、経済の衰退、技術立国崩壊の危機とさえいえます。

日本版「バック・トゥ・ザ・ベーシック」の提唱

かつてアメリカでは、レーガン政権の時代に、「バック・トゥ・ザ・ベーシック」ということで、国民的な教育改革運動が起こり、選択科目が多く、校則の甘い自由な教育から、昔の厳格な教育に戻されました。

一方、日本の昭和50年代以降の180度転換の教育は、諸外国が失敗例として参考にしているとさえいわれる現実があります。

日本でも過去(戦後前半)の国際的トップ水準の理数教科の充実、教科教育への回帰と厳格な教育を復活させるために、考えられるあらゆる手段を駆使して早急に、理数系を中心とした学習内容と教育環境の見直しを国会で論議し、抜本的な教育制度の改革が急務です。

国際競争に打ち勝ってきた、過去の日本の偉大な教育カと、その実績を参考にすることこそが、日本の理数学力の回復、しいては「技術立国」復活への一番の近道であるものと確信しています。

地域的、経済的に限られた私立学校や塾の健闘だけでは、日本全体の技術立国として、経済発展は見込めないのです。

圧倒的に数で勝る津々浦々の公教育、とくに初等中等教育が頑張らないと日本の将来はないのです。

参考文献 どうする「理数力」崩壊 のご紹介

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