言葉の意味への解像度|英進館
メニュー

中高一貫部

他の学年を選ぶ

中高一貫部 英語コラム

背景

言葉の意味への解像度

英語学習においては、「多義語の習得」が非常に大切です。

たとえば、figureは多義語の代表例です。「数、数字」、「人物、姿」、「図形」など、figureという単語がもついろいろな意味を押さえていくとともに、英文中でどういった意味で用いられているかを判断できるようにならなければいけません。

こうした英語の多義語を習得していくためには、その前提として、私たちがふだん使っている日本語の単語についても、「実はいろんな意味がある」と気づいて、意味の違いに敏感になっていくことが大切です。日頃から「言葉の意味への解像度」を高めていきましょう。

ひとつ例をあげましょう。たとえば「北海道」という言葉は、実は多義語です。「北海道」の意味として、何通りくらい思い浮かびますか?

「北海道は北海道じゃないか」と思うかもしれません。しかし、よく考えると、私たちは「北海道」という言葉を実はいろんな意味で使っています。

次の例を見てください。

  • (1)島 「本州、北海道、九州、四国」といったように並んだ場合なら、北海道は「島」の名前です。
  • (2)都道府県 「北海道、東京、大阪、福岡」といったように並んだ場合なら、北海道は「都道府県」の名前です。
  • (3)地方 「北海道、東北、関東、中部」といったように並んだ場合なら、北海道は「地方」の名前です。
  • (4)律令制 「東海道、西海道、北海道、山陽道」といったように並んだ場合なら、北海道は「律令制による地域区分」の名前です。

文脈によっては、さらに別のものを指すこともあります。

たとえば、大学について述べている文なら、北海道は「北海道大学」のことかもしれません。鉄道について述べている文なら、北海道は「JR北海道」のことかもしれません。甲子園その他のスポーツ大会について述べている文なら、北海道は「北海道代表チーム」のことかもしれません。

こうした意味の違いは、たいていの人は、特に意識しなくても自然に使い分けられるものだと思います。しかし、日頃からこうした「指すものの微妙な違い」を意識できるようになると、英語学習でも大きな力になるのは間違いありません。「言葉の意味への解像度」は非常に重要です。

中高一貫部インフォメーション