ローマ数字
私たちが日常使っている数字(0, 1, 2, 3, ...)はアラビア数字(Arabic numerals)ですが、時計の文字盤などでは、アルファベットを数字として用いるローマ数字(Roman numerals)もよく見かけます。
ローマ数字の読み方は次の通りです。
- I(1)、II(2)、III(3)、IV(4)、V(5)、VI(6)、VII(7)、VIII(8)、IX(9)、X(10)、XI(11)、XII(12)、...
なお、時計の文字盤では4はIVではなくIIIIと表記されているものが多く、私の腕時計もそうなっています。理由は諸説あるようです。
さて、このXII(12)あたりまでは時計の文字盤などでよく見かけますが、ローマ数字には当然もっと大きな数もあります。Lが50、Cが100、Dが500、Mが1,000です。Cはcentury「100年間」の頭文字、Mはmillennium「千年間」の頭文字と考えればよいでしょう。
この記事を書いた時点は西暦2017年ですが、これをローマ数字で書くとMMXVIIとなります。
具体的な例
それでは問題です。次のローマ数字をアラビア数字で表してください。(解答は記事の末尾に記載。)
- 1. LXXVI
- 2. MCMLXXVII
- 3. MMCMXLIV
ちなみに表計算ソフトのMicrosoft Excelでは、「=ROMAN()」という関数を入力し、括弧の間にアラビア数字を入れると、その数字に対応したローマ数字の文字列を表示してくれます。
ローマ数字は読み方に注意が必要です。まず、Elizabeth~II「エリザベス2世」のように用いられている場合には、読みはElizabeth the secondとなります。IIは「the + 序数」と読みます。アニメ「ルパン3世」のテーマ曲で「ルパン・ザ・サード」(Lupin the third)という歌詞が出てきます。これが正しい読みです。
ところが、World War~II「第2次世界大戦」のように用いられている場合には、読みはWorld War Twoとなります。World War the secondとは読みません。ただし、「第2次世界大戦」はthe Second World Warと書くことはできます。若干ややこしい。
まとめ
まとめると、「第2次世界大戦」はWorld War II(theはつかず、World War Twoと読む)か、またはthe Second World Warと書く。
- 1. 76
- 2. 1977
- 3. 2944