ヒポポタマスとメソポタミア | 英進館

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中高一貫部 英語コラム

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ヒポポタマスとメソポタミア

「ヒポポタマス(hippopotamus)」は動物の「カバ」のことです。この単語と、「メソポタミア文明」のMesopotamiaという単語には共通点があります。

何が共通か分かりますか?

「カバ」と「メソポタミア文明」の共通点

並べてみればすぐ分かりますね。-potam-の部分です。

この語幹はギリシア語のpotamos「河川(river)」という語に由来します。potamology「河川学」という語もあります。

hippopotamusのhippoの部分はギリシア語のhippos「馬(horse)」という語に由来し、文字通り「川の馬」ということです。カバは漢字で「河馬」ですから、英語と日本語で成り立ちが同じです。

一方、Mesopotamiaのmesoの部分はギリシア語のmesos「中央、中間(middle)」という語に由来するので、メソポタミアとは「川と川の間の地方」の意であり、「ティグリス川(Tigris)とユーフラテス川(Euphrates)に挟まれた地域」という意味です。

ところで、「ヒポポタマス」という音を聞くと、日本語的な感覚では、どちらかといえば「ヒポポ・タマス」というような区切りがあるように感じてしまいます。
しかし実際は、前述の語源上、「ヒポ・ポタマス」(hippo + potamus)というように区切りがあることになります。このため、強勢は第3音節に置かれます。

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