レフェリー
レフェリー(referee)とはスポーツの審判員のことですが、この単語はどういった成り立ちでしょうか。
eeという接尾辞は、動詞のあとについて、多くの場合「…される人」という意味を付け加えます。
たとえば、employ「雇う」について、employerが「雇う人、雇用主」であり、employeeが「雇われている人」→「従業員」です。
train「訓練する」について、trainerが「訓練する人」であり、traineeが「訓練を受ける人」→「見習い、実習生」です。
そのほか、appointee「任命された人」、grantee「譲与された人」、adoptee「養子、採用されたもの」、advisee「助言を受ける人」などといった表現があります。
referee「レフェリー、審判員」は、refer「参照する」に由来します。「判断を求めて参照(refer)される人」ということです。
なお、「eeには原則として強勢が置かれる」ということも押さえておきましょう。