プロキシマ・ケンタウリ
プロキシマ・ケンタウリ(Proxima Centauri)は、ケンタウルス座を構成する星の一つで、太陽に最も近い恒星として知られています。
最も近いといっても、太陽から約4.2光年の距離があり、これまでに人類が開発した宇宙船では到達するのに10万年前後かかってしまいます。いつの日か亜光速移動やワープが可能になって、人の一生の間に他の恒星に到達できる日が来るのでしょうか。
さて、ケンタウリ(Centauri)は「ケンタウルス座の」ということですが、プロキシマ(Proxima)の部分は、ラテン語の「最も近い(nearest)」という意味の単語に由来します。
ここは、大学入試レベルの語彙の習得にも非常に役に立ちます。たとえば次のようなものです。
- approximate「近似の、おおよその;…に近づく」
- approximately「およそ、ほぼ(about)」
- approximation「近似」
- proximate「最も近い、近似の」
- proximity「近接」
- proxime accessit「次席、次点」
- proximo「来月」
たとえば、on the first proximoで「来月の1日」の意です。
このように、日常で、あるいは他教科で知った言葉は、英語の語彙力を伸ばすうえでも有用です。
新しい言葉に触れたら、ぜひ語源や成り立ちを考えたり調べたりしてみましょう。