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中高一貫部 英語コラム

背景

pend

necklace「ネックレス」は、neck「首」とlace「ひも」という成り立ちです。

これに対して、pendant「ペンダント」は、「吊るす飾り」といった意味です。

ひもやチェーンから吊るす飾りがあるものがペンダントで、そうした飾りがないものがネックレスだと考えればよいでしょう。

pendantという英単語に含まれるpendの部分は、ラテン語の「かかる、つるす、ぶらさがる(hang)」といった意味の語に由来します。

pendant「ペンダント」以外に、pendを含む語を紹介しておきます。

  • ・pendulum「振り子」
  • ・suspend「吊す;停止する」

susはsubと同じで、「下」の意です。

ドラムセットには、スタンドの上に載せられたsuspended cymbalというシンバルがありますが、これは、もともとはスタンドに載せるのではなく紐で上から吊していたものです。

また、suspendは「吊す」→「宙ぶらりん」という派生から、「宙ぶらりんな気持ちにさせる、はらはらさせる」、「一時停止する、見合わせる」といった意味でも用います。

  • ・pending「未決定の」

これも「宙ぶらりん」といった意味からきています。「計画をペンディングにする」といった感じで、日本語化しています。

ほか、append「書き添える、追加する」、depend「あてにする、頼る」といった語にも、pendが入っています。

ちなみに、生徒の答案で、稀に、spendの過去形・過去分詞をspendedと書いているミスが見られます。

正しくは、もちろんspend -- spent -- spentです。

ただのケアレスミスだと思われますが、suspend -- suspended -- suspendedと混同しないよう注意しましょう。

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