アクロポリス | 英進館

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中高一貫部 英語コラム

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アクロポリス

acroという接頭辞は、ギリシア語でtip、peak、summitといった意味を表す語に由来します。このため、acroという綴りが含まれる英単語には、「始め、先端、頂上」 といった意味が入っています。

この接頭辞が含まれている語をいくつか挙げてみます。

  • ●acrobat「軽業師」
  • batの部分は、ギリシア語の「歩く」の意の語に由来します。「先端を歩く」→「軽業師」というように派生してできた言葉です。派生語として、acrobatics「軽業、曲芸」、acrobatic「軽業的な、曲芸的な」も知っておきましょう。

    なお、日本語の「アクロバット」は「人」というよりは「技」のことを指しますので、英語のacrobatとは意味がずれています。

  • ●acrophobia「高所恐怖症」
  • phobiaは「恐怖症」の意で、philia「愛好」の対義語です。phobiaという語尾は、schoolphobia「学校恐怖症、学校嫌い」、monophobia「孤独恐怖症」、xenophobia「外国人嫌い」といった語に登場します。

  • ●acropolis「アクロポリス、城砦」
  • polisはcityの意なので、acropolisとは「頂上にある都市」という意味です。

  • ●acronym「頭字語」
  • NATO「北大西洋条約機構」、ASEAN「東南アジア諸国連合」、sonar「ソナー」、radar「レーダー」などのように、頭文字をつなげてできた略語で、1つの単語のように発音するものを指します。

    これに対して、同じ略語でも、EU「ヨーロッパ連合」、WTO「世界貿易機関」などのように、頭文字のアルファベットを1文字ずつ発音する単語をinitialismといいます。

以上のように、acroで始まる語は、すべて「始め、先端、頂上」 といった意味が入っているのです。

なお、NATOはthe North Atlantic Treaty Organizationの略です。
ほかの語についても、何の略か言えるか、ぜひチェックしてみてください。

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