ladder
ladderは「はしご(梯子)」の意ですが、ほかにもいくつか知っておきたい意味があります。
また、英米での迷信では、「はしごの下をくぐる(walk under the ladder)のは不吉である」とされます。万一はしごの下を歩いてしまった場合には、不運を追い払うゼスチャーをします。
はしごの下をくぐるのが縁起が悪いとされるのは、「かつて罪人をはしごに吊して絞首刑にしたから」という説もあるのですが、実際問題として、はしごの下は物が落ちてきたり、はしごが倒れてきたりする可能性があって非常に危険ですから、それなりに根拠がある俗説だと言えるでしょう。
それから、ladderには「はしご」の意に加えて、「(靴下やストッキングの)伝線」の意があります。これは主にイギリス英語での用法で、アメリカ英語では「伝線」はrunです。
ladder resistやrun resistとは、「はしごが抵抗」というわけではなく、「伝線しにくいように作られた」という意味です。
一方、日本語には、「はしごを外される」という慣用句があります。これは、「高く危険なところに置き去りにされる」ということから、「味方だと思っていた相手に裏切られて、ひっこみがつかない困難な立場に追いやられる」といった意味です。
では、この「はしごを外される」は、英語ではどう表現すればよいでしょうか。ぜひ考えたり調べたりしてみてください。