高校入試情報 / 福岡県の公立高校
2023 福岡県公立入試結果総評
2023年度福岡県公立入試結果総評
【北九州地区】
第2学区最難関の小倉高校は、今年度は1.29倍(昨年度1.24倍)と例年並みの水準でした。第3学区最難関の東筑高校は、1.26倍(昨年度1.35倍)であり、やや倍率が下がりました。他の高校は、戸畑高校1.19倍(昨年度1.30倍)、八幡高校(普通・理数)1.16倍(昨年度1.35倍)、小倉西高校1.35倍(昨年度1.14倍)、中間高校1.19倍(昨年度1.24倍)、八幡南高校1.24倍(昨年度1.28倍)でした。第1学区の京都高校は1.05倍(昨年度1.07倍)でした。
【福岡地区】
〔第4学区〕
最難関の福岡高校は、1.44倍(昨年度1.71倍)と大激戦だった昨年からは倍率が下降しました。香住丘高校普通科は1.29倍(昨年度1.18倍)、宗像高校は1.15倍(昨年度1.13倍)、香椎高校普通科は1.66倍(昨年度1.51倍)、新宮高校普通科は1.26倍(昨年度1.33倍)でした。
〔第5学区〕
最難関の筑紫丘高校は、理数科の倍率が今年度2.68倍(昨年度2.40倍)と大きく上昇した昨年から、さらに上昇しました。普通科は今年度1.34倍(昨年度1.53倍)と下降しました。普通科においては、理数科からの転科合格があるため、実際はこの倍率以上の激戦となっています。春日高校は1.45倍(昨年度1.28倍)、筑紫高校1.03倍(昨年度1.06倍)、福岡中央高校1.31倍(昨年度1.43倍)、筑紫中央高校1.51倍(昨年度1.34倍)でした。
〔第6学区〕
福岡県で最難関の修猷館高校は、今年度の倍率が1.70倍(昨年度1.64倍)とやや上昇し、相変わらずの激戦でした。城南高校の倍率は普通科1.51倍(昨年度1.33倍)、理数コース2.00倍(昨年度1.15倍)と理数コースが昨年より大きく上昇しました。筑前高校は1.25倍(昨年度1.13倍)、糸島高校は0.93倍(昨年度0.99倍)でした。
【筑後地区】
第8学区の明善高校理数科の倍率は、今年度2.13倍(昨年度2.38倍)、普通科総合文科コースは、1.48倍(昨年度1.30倍)、普通科は1.42倍(昨年度1.37倍)と、今年も高倍率で激戦でした。久留米高校普通科の倍率は1.40倍(昨年度1.21倍)、第10学区の伝習館高校の倍率は1.25倍(昨年度1.11倍)でした。
【筑豊地区】
第12学区の嘉穂高校理数科の倍率は0.73倍(昨年度0.85倍)、普通科は1.05倍(昨年度0.91倍)でした。嘉穂東高校普通科は1.10倍(昨年度0.98倍)、鞍手高校理数科は1.48倍(昨年度0.88倍)でした。
入試問題の難易度推移
毎年、福岡県教育委員会が公立高校の全受験者の得点を集計し、全受験者の平均点を発表しています。その結果をまとめたものが、下の表です。令和5年度の全体の平均点は165点でした。
ただし、各科目とも記述式の出題が多く、採点基準が各高校にゆだねられているため、全受験者の平均点を過去のデータと比較する意味が薄れてきているのではないかとも思われます。
福岡県公立高校入試の難易度推移(各60点、300点満点) | |||||||||||||||
H23 | H24 | H25 | H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | H31 | R2 | R3 | R4 | R5 | |||
国語 | 33 | 31 | 32 | 34 | 36 | 39 | 39 | 34 | 39 | 36 | 39 | 36 | 31 | ||
数学 | 33 | 30 | 31 | 27 | 34 | 29 | 33 | 31 | 32 | 33 | 29 | 32 | 30 | ||
社会 | 31 | 30 | 34 | 33 | 35 | 31 | 31 | 31 | 38 | 29 | 35 | 33 | 33 | ||
理科 | 35 | 38 | 30 | 25 | 33 | 37 | 32 | 33 | 32 | 32 | 36 | 37 | 38 | ||
英語 | 31 | 28 | 30 | 31 | 31 | 30 | 29 | 33 | 34 | 33 | 35 | 34 | 34 | ||
合計 | 163 | 158 | 156 | 150 | 168 | 165 | 164 | 162 | 175 | 163 | 174 | 172 | 165 | ||
(得点は四捨五入していますので、合計が一致しない場合があります。) |