2025年度入試 鹿児島県公立高校の入試選抜方法
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2025年度入試 鹿児島県公立高校の入試選抜方法

鹿児島県公立高校の入試選抜方法

■公立高校推薦入試選抜方法

1.鹿児島県公立高校推薦入試の現状

推薦入試は、各中学より学校長の推薦を受けた者に対して、一般入試のような学力検査での選抜ではなく、中学3年間の学習や活動状況、面接、作文などを総合して評価する制度です。部活動や生徒会活動など学力検査でははかれない中学時代の取り組みを積極的に評価します。推薦入試は、普通科一般を含む全ての県立高校で実施されています。推薦の募集定員も、普通科で定員の10%以内、その他の総合学科や専門学科では30%以内で、各高校それぞれの特色に応じて設定することになっており、普通科以外の学科はおおむね20~30%で設定している学校が多いようです。例外的に松陽高音楽科は定員の50%、美術科は定員の75%、鹿児島南高体育科は定員の80%に設定しています。今年度の鶴丸高校、甲南高校などのトップ高は最大の10%枠の32名の推薦入学者数となっています。

基本的に一つの中学校から同じ高校に推薦される生徒は、事前に担任の先生に申し出ておく必要があります。まれに学校側から話をいただくこともありますが、原則的に自己推薦となります。その後、担任の教師が内申点・日頃の学校の生活態度・課外活動等を考慮して推薦し、最終的に中学校全体で決定されます。学力検査が免除されるので希望する生徒が多く、かなり競争率の高い困難な試験になっています。

また、令和7年度(現中学3年生)から、推薦入試において「自己推薦」による出願が可能になりました。上記のような中学校全体での決定が無く、自己の特徴や長所を最大に生かせると考える高校への、より積極的な出願ができるようになりました。定員については、現行どおり(普通科10%以内、専門学科30%以内)となります。

令和7年度は2月4日(火)に推薦入試が行われ、合格者発表は3月13日(木)です。

 

2.推薦入試の選考方法と内容

選考方法:面接・作文・実技試験などの結果と、中学校から提出される調査書や推薦書などの書類とを総合して選考されます。
内申点が高くないと推薦入試での合格は難しくなります。
試験内容:面接・作文・実技で実施

 

3.面接での質問について

4.過去の作文・実技などの試験のテーマ(課題例)

 

※各高校とも作文課題だけでなく面接(実技含む)もおこなわれます。普段より、高校生活における自分のイメージや将来の夢(大人像)をしっかり持っていくことも重要です。

■一般入試選抜方法 …学力検査と調査書の2本立て

選抜方法は、「調査書」の「学習の記録」の換算点と、国語・理科・英語・社会・数学の5科目について行う「学力検査」の成績との相関、および、「調査書」の「総合的な学習の時間の記録」・「行動の記録」・「出欠の記録」・「総合所見及び指導上参考となる諸事項」等を総合して行います。

  • 「調査書」の「学習の記録」 第3学年の記録を点数に換算(450点満点)

・「学力検査」を行う5教科…………………各10点×5=50点
・「学力検査」を行わない必須の4教科……各100点×4=400点

  • 「学力検査/国・理・英・社・数」 ……………各90点×5=450点満点(時間は各50分)
  • 「調査書」の「学習の記録」とは、いわゆる「通知表」を元に作成されます。各中学校は高校に対して調査書のもととなる指導要録の評定を10段階評価(絶対評価)になおしたものを提出することになります。「総合所見及び指導上参考となる諸事項」には、中学校担任所見が記載されることになりますので極端な問題行動などあると大きな減点要素になる恐れがあります。とはいえ、学力検査と調査書を総合して選抜する方法は、今までの入試結果をみると、得点開示も実施されており、生徒たちから集約したデータを比べてみた場合、上位進学校ではほとんど有名無実であり、定員枠の大半が「学力検査」重視で決定されていると考えられます。

令和7年度は3月5日(水)、6日(木)に一般入試が行われ、合格者発表は3月13日(木)です。

※ (注)「面接」を実施する学校および学科では、実施学科の志願者全員を対象に、2日目の「学力検査」終了後に面接を実施します。

◎入学出願について
出 願】「入学願書」の提出は、1人1校1学科に限ります。ただし、学科併願による募集を行う高校については、複数の学科に出願できます。
※鹿児島女子高校への出願をされる際は、学科併願に制限がありますので、ご注意ください。
出願変更】出願変更は、1人につき1回認められています。

■一般入試問題の難易度について

―令和6年度の5教科合計の平均点は240.0点(各90点×5=450点満点)―
毎年、鹿児島県教育委員会が公立高校の全受検者の得点を集計し、全受検者の平均点を発表しています。詳細については、入試結果総評に平均点推移を記載しておりますので、ご参照ください。

第二次入学者選抜方法・・・面接・作文と調査書等で決定

「第一次入学者選抜」の合格者が募集定員に満たない学科(開陽高は除く)において実施する入試で、公立高校で学びたい意思を持つ生徒に再度受検の機会を提供するものです。再度の学力検査は行わず、「調査書」の記録、志願者全員に行う「面接」「作文」および第一次入学者選抜における「学力検査」の結果等を総合して合格者を決定します。実施学科と募集枠については、「第一次入学者選抜」の合格者発表当日に発表します。出願できる者は、鹿児島県の公立高校を受検し合格しなかった者(ただし、同一校の同一学科には出願できない。また、私立高校に合格し入学手続きをした者は除く)および鹿児島県公立高校の第一次入学者選抜に出願したが「学力検査」を受検できなかった者とします。

令和7年度は3月21日(金)に面接・作文等が実施されます。合格者発表は3月24日(月)です。