高校入試情報 / 長崎県の公立高校
2025年度入試 長崎県公立高校の入試選抜方法
長崎県公立高校の入試選抜方法
公立高校入学者選抜制度の改善方針が出され、令和7年度入試より、「前期・後期入学者選抜」から「特別選抜・一般入試・チャレンジ入試」に変更されました。
改善の趣旨は、長崎県教育委員会によると「長崎県の公立高校には、お子様の夢や希望を叶える豊富で多様な学校・学科がありますが、時代の変化を受けて、『知りたい・学びたい・なりたい』をこれまで以上に実現するために入試制度の見直しが実行されました。
特徴は大きく3つで、①お子様方の多様な個性や特技(文化・スポーツ等)をより一層生かせる選抜方法(特別選抜)②お子様方の身の回りの出来事などと学習を結びつける探究的な問題を出題します。(一般選抜)➂きめ細やかな指導を行っている学校で、みなさんの夢や目標を実現したいという新たな選抜制度(チャレンジ選抜)、その他お子様の好奇心・やる気を『学びに向かう力』として評価するなど入試制度を全面的に見直しました。」ということです。
■特別選抜(1月28日【火】実施)
募集定員は、全募集定員の15%以内の範囲(1学年2学級以下の高校は15名まで)での範囲で各高校が学科別に定員を定めます。ただし、自己推薦①は特別選抜の定員の3分の2を超えないものとします。
◆「自己推薦①」の応募資格
文化・スポーツを含む主体的な活動で顕著な実績をもつと自ら認める者で、かつ当該校に進学する強い意志を持ち、特別選抜における学校の求める生徒像に合致する者。なお県外からは志願できません。受験上の通学区域は県全域です。
◆「自己推薦②」の応募資格
文化・スポーツを含む主体的な活動で顕著な実績をもつと自ら認める者で、かつ当該校に進学する強い意志を持つ者。受験上の通学区域は長崎県立高等学校の通学区域に関する規則によります。
各高校が出願要件をそれぞれ定めます。高校のHP上にアップされます。
◆選抜方法
調査書そのた必要な書類ほか、面接、プレゼンテーションから各高校が選択して実施します。
■一般選抜(2月18日【水】19日【木】実施)・・・学力検査と調査書(内申書)と面接の3本立て
募集定員 全募集定員から特別選抜の合格者数を減じた数
検査方法 調査書その他必要な書類、学力検査(国語・社会・数学・理科・英語 各50分)、面接
調査書その他必要な書類、学力検査、面接について、各高校でそれぞれの比重を定めて選抜が行われます。
前期選抜に合格した人は後期選抜に志願することはできませんが、前期選抜に合格しなかった人は後期選抜に志願することができます。また、前期選抜だけの志願、後期選抜だけの志願も可能です。ただし、前期選抜も後期選抜も志願変更の制度はありません。
調査書における「評定(5段階評価)」の出し方は、まず、記載されている各科目4つまたは5つの「観点(A~Cなど)」により決まります。社会を例にあげると、4つの「観点」中で、テストで判断するのは、「社会的な思考・判断・表現」と「社会的事象についての知識・理解」の2つ(50%)であり、残り50%の「社会的事象への関心・意欲・態度」は授業中の発言や態度で、「資料活用の技能」はレポートや提出物で判断されます。よって、内申点の半分はテストの点数で、もう半分は授業態度と提出物で決まると言えます。
また学力検査では、基本的に国・数・社・理・英の各教科が100点満点で評価されますが、各学科・コースの特色に応じて、特定の教科の得点を1.5~2倍の範囲で傾斜配点する高校が多くなっています。学力検査は2日にわたって行われ、2日目の学力検査終了後に、面接が実施されます。
■チャレンジ選抜(3月12日【水】)
詳細は県HPをご覧ください。
■入試データ