【宮崎県】宮崎第一中学校
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中学校紹介&傾向と対策

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【宮崎県】宮崎第一中学校

宮崎第一中学校

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2023入試データ 前期

試験日 合格発表日 募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
1月 5日 1月 11日 100名 220名 217名 非公表

2023科目毎データ

国語 算数 社会 理科 合計
試験時間 50分 50分 30分 30分
配点 100点 100点 50点 50点 300点
最高点 非公表
合格最低点
合格者平均点
受験者平均点

学校の特色

建学の精神である【健・徳・勇・断・美】を柱に独自の教育課程を実践した中高一貫教育を実施。
“楽しくなければ学校ではない”をモットーに、ひとりひとりの能力を引き出し、個性を生かすことを
目的に、親身の指導及び習熟度別授業で「わかる授業」を展開。想像力に富んだ心豊かで健康的な
「人間の育成」に努めている。

学校情報

  1. 入学時納入金 ※入学までに納入しなければならない費用(入学申込金・施設費・制服代などすべて)の合計
    約440,000円
  2. 毎月の納入金合計 ※中学1年次に毎月必要になる費用(授業料・教育充実費・施設費・積立金などすべて)の1か月の合計
    40,000
  3. 特待制度
    A特待:入学金・特別施設費・月々の校納金を全額支援
    B特待:入学金・月々の校納金を全額支援
    C特待:月々の校納金を全額支援
    D特待:月々の校納金を半額支援
  4. 学生寮
    なし

高校進学情報

  • 内部進学生が所属する学科の文理科は男女合わせて40名
  • その他の学科は、普通科は男女合わせて60名、国際マルチメディア科は男女合わせて60名、電気科は男女合わせて40名
  • 高校3年まで中高一貫クラス

主な大学の入試推薦枠

早稲田大学・上智大学・成蹊大学・東京歯科大学・津田塾大学・中央大学・駒澤大学・明治大学・関西学院大学・
同志社大学・立命館大学・西南学院大学・福岡大学
他多数

2023年度 主な大学の合格実績

国公立大学 私立大学
京都大学 1名 慶応義塾大学 1名
大阪大学 1名 早稲田大学 2名
九州大学 4名 上智大学 1名
横浜国立大学 1名 東京理科大学 5名
東京学芸大学 1名 明治大学 8名
広島大学 5名 立命館大学 11名
熊本大学 5名 同志社大学 9名
宮崎大学 20名 西南学院大学 7名
鹿児島大学 10名 福岡大学 17名
合計 96名 合計 214名

大学進学情報

  • 上記のほかに、千葉大学・奈良女子大学・埼玉大学・静岡大学・信州大学・九州工業大学・長崎大学などの国公立大学や、
    中央大学・法政大学・関西学院大学・関西大学など難関私立大学にも多数合格
  • 医学部医学科へ18名合格…宮崎大学(医‐医)4名・千葉大学(医‐医)1名・広島大学(医‐医)1名・鹿児島大学(医‐医)1名・
    順天堂大学(医‐医)1名 など

傾向・難易度・対策

◆国語◆
【傾 向】
2023年度は、論説文、物語文、漢字・語句の3題構成であり、昨年と同様の形式であった。大問一は、「将来の目標」がテーマの論説文で、7問構成である。そのうち1問は、会話と本文から筆者の考えを読み取る記述問題であった。大問二は、主人公である男の子の成長が描かれた物語文で、6問構成である。そのうち2問は、記述問題で、慣用句の意味を知らないと答えにくい問題もあった。大問三は、漢字や四字熟語やことわざや熟語に関する問題も出題された。

【難易度】
文章内容・設問内容の難易度は昨年度と同様だと思われる。論説文は、文章を丁寧に整理しながら読んでいくと内容の把握には苦労しないと思われるが、35字以内の記述問題などもあり、時間配分を意識する必要がある。物語文は、本文中の語句の意味を問う問題も出題されており、日頃から語彙力の強化に努める必要がある。漢字・語句は、幅広く出題されたが、取り組みやすい問題であった。

【対 策】
様々な字数制限のある記述問題も出題されるため、本文中の言葉から記述問題の解答に使える部分を見つけて、解答をまとめる練習を日頃から意識して取り組むと良い。また、問題を取り組むときに、時間を計って解く練習もすると良い。さらに、漢字の出題が大問一も合わせると10問に及び、大きなウェイトを占めているので、日々の漢字の練習を欠かさずにしていくことが大切である。慣用句、ことわざ、四字熟語などの語句も、日々練習していこう。

〇こんな問題が出ました

◆算数◆
【傾 向】
全体の構成は、大問1は計算問題が6問、大問2は小問集合、大問3は数の規則に関する問題、大問4は平面図形に関する問題、大問5は条件推理に関する問題で記述式となっていた。大問1・2の傾向は例年変わっていない。大問3・4・5の出題単元は毎年変わっている。大問5は記述での解答形式の問題である点は例年どおりの傾向と言える。小問数は、昨年度と同じく全20問であった。

【難易度】
受験算数のテキストによく扱われるような標準的な問題が出題されている。大問1の計算問題は基本的なの計算問題が多いので、すべて正解したいところである。大問2の小問集合は文章題の小問が5題出題されているが、見たことがある問題で構成されているので、確実に得点したいところである。大問3、4は、後半の小問では難易度が上がる問題も登場するので、半分以上得点できればまずまずといったところ。最後の大問5は記述式の問題のため、答えを出すまでの流れを論理的に書く力が問われる。難易度はやや高めの設定になっており、ここは差がつきやすい問題となっている。

【対 策】
その年によって様々な単元から出題されているため、過去問から単元を予想し、その単元にしぼって学習するという対策は難しい。どの単元から出題されても困らないよう、さまざまな単元を勉強しておくことが重要である。ただし、基本的な問題が多いので、どの単元も基本事項をしっかりと抑えておけば対応できる。また、過去問で時間配分などの練習をしておくと良い。

〇こんな問題が出ました

◆社会◆
【傾 向】

地理分野は,日本の地形や姿,都道府県の特色を中心に出題されており,地形図がここ5年連続で出題されている。歴史分野は古代から近代の内容を中心に出題されるが,年度によっては近現代の出題も見られる。今年度は縄文時代から江戸時代までまんべんなく出題された。公民分野は今年度も日本国憲法を中心とした出題であった。論述問題が各分野から合計4問出題されている。

【難易度】
歴史・地理・公民ともに教科書の内容が中心である。また,語句で答える一問一答形式の問題が中心になるため難易度はそこまで高くはないが,細かい内容も出題されるので,教科書を隅々までよく読んでおく必要がある。また論述問題や漢字指定の問題も出題されることもあるため,基礎知識の定着はもちろん,論述問題の対策として,地理・歴史・公民の語句や,出来事の原因・結果等の説明が出来るようにしておこう。また、昨年に引き続き大問構成は3問ながら、小問数は大幅に増えているので、時間配分に注意が必要である。

【対 策】
宮崎第一中学校は公民分野・歴史分野と地理分野の知識の定着が大切である。歴史は1問1答に答えられるようにする必要がある。また,漢字指定の出題の可能性もあるので,できるだけ漢字で覚えなければならない。地理分野は小学校4・5年生に履修しているので,教科書をもう1度見直す必要である。世界の国の位置も過去に出題されているので,日頃から世界地図・日本地図を見る習慣をつけておくことが重要である。公民分野は日本国憲法の三大原則や基本的人権などの内容をよく理解し,具体例や自分の考えをまとめておくとよい。

〇こんな問題が出ました

◆理科◆
【傾 向】
2020年度から大問数は4題から3題となり、小問数も2020年度は28問だったが、昨年度が15問、今年度は19問と減少傾向にある。大問1は電子てんびんを使ったものの重さの測定、大問2は音の速さ、大問3は生物の総合問題が出題された。大問3については、地学単元と生物単元が交互に出題される傾向が続いている。さらに、大問3に応用問題が出題されることが多く、今年度は生物が体内にもっているマイクロプラスチックの重さに関する計算問題が出題された。基本問題が中心だが、応用・思考力を問う問題も出題され、生徒の実力を見やすい問題となっている。

【難易度】
正誤問題、語句問題ともに基本事項が主に出題されるが、今年度は、大問3で、対話文形式の問題から、人体の消化・吸収に関する問題や植物の光合成のはたらきに関する実験・観察の問題、そして、食物連鎖の内容から体内のマイクロプラスチックの重さの計算問題は思考力が問われる。この問題のように、教科書に書いてある内容・公式に単に当てはめるだけで解ける問題だけではなく、大問毎の難易度の差がはっきりしていて、中学生で習うようなレベルの単元が出題される年もあるので、幅広い知識を必要とする。

【対 策】
近年では、小問数が15~20問程度と時間配分を間違えさえしなければ、時間が足りなくなるということはまずない。中学校レベルの単元であっても図や表などでヒントがあるので、しっかり問題を読むことができれば十分対応できる範囲である。さらには「九州地区中学入試完全攻略本」で数多くの入試問題を解けば、十分に幅広い知識が身につけることができるので、反復した学習を心がけて欲しい。

〇こんな問題が出ました