【熊本県】九州学院中学校
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中学校紹介&傾向と対策

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九州学院中学校

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2023入試データ

試験日 合格発表日 募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
奨学生 12月 3日 12月 7日 115名 133名 133名 64名※1
専願生 121名 121名 85名※2
一般生 1月 7日 1月 12日 37名 37名 19名

※1.奨学生A…16名、B…23名、C…25名
※2.奨学生A…3名、B…1名、C…5名

2023科目毎データ

国語 算数 社会 理科 合計
試験時間 45分 45分 30分 30分
配点 100点 100点 50点 50点 300点
最高点 非公表
合格最低点
合格者平均点
受験者平均点

 

学校の特色

  • 全ての教育の根幹をキリスト教においている
  • 探求心・課題解決力をくすぐる授業で、確かな学力をつける
  • 授業や部活動を通して健全な心身を鍛える
  • 人に対する思いやりの心、自分を正しく律する心を育む

学校情報

  1. 入学時納入金 ※入学までに納入しなければならない費用(入学申込金・施設費・制服代などすべて)の合計
    100,000円
  2. 毎月の納入金合計 ※中学1年次に毎月必要になる費用(授業料・教育充実費・施設費・積立金などすべて)の1か月の合計
    4月のみ 53,960円  5~3月   50,300円
  3. 特待制度
    奨学生A:入学時納入金100,000円全額免除、授業料・教育充実費・施設設備費を相殺支給
    奨学生B:入学金納入金100,000円のうち、50,000円を免除
    奨学生C:入学時納入金100,000円のうち、20,000円を免除
  4. 学生寮
    1学年の定員:なし
    入寮時納入金合計:40,000円
    毎月の納入金合計:53,950円

高校進学情報

高校からの入学定員:320名
高校1年から高校からの入学者との混合クラス

主な大学の入試推薦枠

関西大学1名、関西学院大学9名、同志社大学22名、東洋大学8名、専修大学2名、日本大学6名、
明治大学1名、立教大学1名、青山学院大学12名、中央大学1名、法政大学2名

2023年度 主な大学の合格実績

国公立大学 私立大学
東京大学 1名 慶応義塾大学 1名
熊本大学 6名 明治大学 4名
長崎大学 2名 日本大学 8名
大分大学 2名 近畿大学 4名
鹿児島大学 2名 同志社大学 16名
島根大学 1名 立教大学 2名
熊本県立大学 8名 関西大学 1名
筑波大学 1名 國學院大学 2名
神戸市外国大学 1名 青山学院大学 3名
合計 24名 合計 41名

傾向・難易度・対策

◆国語◆
【傾 向】
2023年度も全体の構成は、大問一「漢字」、大問二「説明的文章」、大問三「文学的文章」と、例年通りの形式であった。漢字も例年通り10問出題され、読みの問題が5問、書きの問題が5問であった。大問二、三について、昨年度は、抜き出し形式の問題が合わせて7問、記述形式の問題が4問出題されたが、今年度は、抜き出し形式問題が1問のみ、記述形式の問題が「15字程度」「30字以上35字以内」「15字程度」の3問出題された。

【難易度】
全体的な難易度は例年通りであり、様々な形式の問題に柔軟に対応する力が必要であった。抜き出し形式の問題が減少しており、記号選択問題でしっかりと得点しておくことが重要であった。説明的文章、文学的文章ともに注釈が多く付いているため、読みながらひとつずつ確認していくことが必要である。試験中に難しいと感じても、落ち着いて問題に臨む姿勢を普段から大切にしたい。

【対 策】
試験時間内に落ち着いて問題を解き終えるために、普段から時計を見ながら時間配分を意識して問題を解くことが重要である。また、記号選択の正誤を正確に判断したり、問題の条件を見落とさないようにしたりするために、解答の根拠や問題文のキーワードに印をつける習慣をつけておくとよい。特に漢字の読み書きは確実に得点したい問題であるので日頃から練習を徹底することが重要である。

〇こんな問題が出ました ※2⃣・3⃣の答えは省略しています。

◆算数◆
【傾 向】
大問数は4題構成で、小問数は22問あり、昨年20問より増加。基本・標準レベルで、試験時間に対し、問題の質・量ともに適度であった。大問1は基本的な計算問題。大問2は割合、約数・倍数、平均、速さ、場合の数、平面図形などが出題。後半の大問では、規則性、速さの問題が出題されており、特に速さに関する問題は例年出題される傾向にある。問題構成の形式はパターン化されており、適度な時間配分感覚が求められる。

【難易度】
全体的に取り組みやすい問題で、昨年度とほぼ同じレベルである。大問1は基本的な計算問題。大問2は、小学校での履修内容をきちんと理解し、受験対策を行うことで、十分に得点できるようなレベルの問題になっている。大問3は規則性の問題で、引く直線の本数が増えるごとに交点がどのように増えていくかを考える。大問4は速さの問題で、条件が複雑なため、正確に文章とグラフを読み取り、線分図にまとめて求めていく力が求められる。

【対 策】
入試で特によく扱われる5単元(和と差、割合、速さ、平面図形、立体図形)の基本問題を中心にテキストを使って繰り返し練習を行うとよい。特に平面図形、立体図形、図形の移動、速さについては標準レベルものまで練習すること。また、過去問をしっかり解くことも重要である。ミスした箇所をきちんとやりなおし復習をすること。複雑な計算処理を求められるため、日頃からタイマーなどを使い時間を意識したうえで正答率を上げる練習を行うとよい。

〇こんな問題が出ました

◆社会◆
【傾 向】

本年度は、昨年から大問が1題増えて大問3題構成であった。小問数は36題であった。大問1が地理分野、公民分野からの出題、大問2・3は歴史分野の出題であった。地理分野は、世界遺産や農林水産業、工業、統計資料の問題など典型的な問題が出題された中、熊本県山都町の通潤橋や菊陽町に工場が建設されている台湾の半導体メーカー(TSMC)に関する問題など熊本県に関する出題もみられた。公民分野は、選挙と国会の出題。歴史分野は、平安時代から明治時代まで出題された。

【難易度】
大問数は増えたものの、小問数では昨年度とほぼ変わらず。難易度もほとんど変わらない。教科書の内容が中心であり、基礎的知識を求められる問題が多く、約20%が記号問題である。ただし、漢字指定の問題や論述問題が出題されており、解答条件には十分注意しなければならない。また、歴史分野では、歴史的出来事を年代の古い順に並び替えるという、難易度が高い問題も1題出題された。

【対策】
地理・歴史・公民分野ともに、教科書レベルの内容をおさえておけば問題はない。しかし、地理で出題された、TSMCに関する問題は資料を読み取って論述する問題であったため、教科書の内容を基本としながらも、資料を読み取って論述する問題などを解いて練習をしておくことが必要である。その他、歴史でも竹崎季長が訴えた内容とその目的を説明する問題も出題された。

〇こんな問題が出ました

◆理科◆
【傾 向】
大問数は4題、小問数は20問から25問程度であり、物理・化学・生物・地学の順にそれぞれ1題ずつの計4題の形式が近年続いている。出題は教科書の内容の知識を問う問題が中心であり、小学校5・6年に履修する内容が多くなっている。各単元での基本的な内容から日常生活に根ざした内容まで幅広い知識が必要となっている。また、記述問題、作図問題は割合が少なく、3年連続で1問も出題されていない。

【難易度】
教科書レベルの学習内容が多く出題されており、正確な知識をもっておくことが要求されている。また、オーソドックスな問題が多く、中学入試に向けて準備をしている生徒にとっては、取り組みやすいものになっている。また、一問一答形式が多く、長い文章の中から条件を探す必要はほとんどない。しかし、題意に合わせた解答を求められるため、ミスが発生しやすい問題になっている。

【対 策】
奨学合格を目指すには、教科書レベルの基本的な知識を問う問題が非常に多いため、日頃から用語を覚えておく必要がある。特に、実験器具の名称や使い方など教科書に載っている図や写真をよく確認して、板書も正確に写すように心がけたい。また、全体的に難易度が高くない分、基本問題を確実に正解して得点を積み重ねたい。そのため、問題文を正しく読み、「カタカナで答えなさい。」、「まちがっているものを選びなさい。」など題意に合わせて答える習慣をつけよう。

〇こんな問題が出ました