【大分県】向陽中学校
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中学校紹介&傾向と対策

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【大分県】向陽中学校

向陽中学校

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2023入試データ

試験日 合格発表日 募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
(男子) 1月 6日 1月 7日 40名 (74名) (74名) (47名)
(女子) (78名) (78名) (39名)
男女計 152名 152名 86名

2023科目毎データ

国語 算数 社会 理科 合計
試験時間 60分 60分 40分 40分
配点 100点 100点 50点 50点 300点
最高点 93点 96点 45点 48点 266点
合格最低点 非公表
合格者平均点 69.5点 61.6点 34.3点 34.2点 199.6点
受験者平均点 61.7点 48.7点 29.2点 27.5点 167.2点

 

学校の特色

  • 少人数制ならではのきめ細かい学習・生徒指導
  • 「本物に触れる」がモットーの体験重視の学校行事
  • 一人一台のタブレットを活用した探究型授業
  • 生徒自身がつくる全員参加型の体育祭・文化祭
  • 中3で高1の授業をする先取り学習

学校情報

  1. 入学時納入金 ※入学までに納入しなければならない費用(入学申込金・施設費・制服代などすべて)の合計
    約300,000円
  2. 毎月の納入金合計 ※中学1年次に毎月必要になる費用(授業料・教育充実費・施設費・積立金などすべて)の1か月の合計
    35,700円
  3. 特待制度
    成績・人物ともに優秀な生徒若干名対象
  4. 学生寮
    1学年の定員:若干名
    入寮時納入金合計:10,000円
    毎月の納入金合計:35,000円

高校進学情報

高校からの入学定員:特別クラス 若干名、特進クラス 40名
高校1年まで中高一貫クラス
高校2年から高校からの入学者との混合クラス

主な大学の入試推薦枠

***

2023年度 主な大学の合格実績

国公立大学 私立大学
東京大学 4名 早稲田大学 11名
東京工業大学 1名 慶應義塾大学 6名
京都大学 1名 自治医科大学 2名
大阪大学 2名 明治大学 8名
神戸大学 1名 法政大学 9名
九州大学 3名 立教大学 6名
広島大学 9名 同志社大学 6名
熊本大学 10名 立命館大学 9名
大分大学 28名 西南学院大学 10名

大学進学情報

  • 東京大学(理Ⅰ)へ3名現役合格!
  • 国公立大学医学部医学科・自治医科大学へ13名合格!
  • 早稲田大学・慶應義塾大学をはじめとする難関私大にも合格者多数

傾向・難易度・対策

◆国語◆
【傾 向】
2023年度も形式的には、漢字・言語知識・説明文・小説文の4題構成と例年通りであったが、文章題において、説明文・小説文ともに文章量が1.5倍ほどに増えたことが今年度大きな特徴であった。漢字については小学4~6年生で学ぶもので構成されている。語句の知識については、例文におけることわざの使い方が正しいかといった正誤判断に関する出題が近年の傾向である。説明文は主に段落の要点に関する問題、小説文は本文に書いてあるセリフや行動から心情を読み取り、本文中の言葉を使ってまとめる形式の問題が出題された。

【難易度】
漢字は、今回出題されたすべての漢字が、学校において6年生までに習うものであるが、同音異義に関する問題が多いため設問文から漢字の判断が要求される。語句も基本的なものが多いが、「ことわざ」「慣用句」「語句の意味・用法」の中からの出題が多く、この単元は特におろそかにはできない。文章題について、説明文・物語文ともに設問自体の難易度は例年どおり標準的な文章レベルであったが、本文の文章量が多くなったため要約力が求められる。結果としては平均点の下降見られ昨年度が受験者平均70.1点(100点満点)であったのに対し、今年度は61.7点であった。

【対 策】
漢字・語句などの言語事項は、常に例文などで活用事例とともに学習していく習慣をつけることが大切である。文章題では、要点を読み取るとともに、説明文では段落の関係、小説文では場面の変化といった文章構造を普段から意識することが重要である。記述については、ほとんどが本文中の言葉を使って答える問題であるため、授業で記述の型をしっかり学び宿題での反復練習を行うことが大切になる。

〇こんな問題が出ました

◆算数◆
【傾 向】
試験時間は昨年同様60分であり、問題数は大問数5問、小問数25問と、昨年とほぼ同じ形式であった。大問毎の出題単元は、大問1は計算問題、大問2は数に関する問題の小問集合、大問3はいろいろな単元の文章問題の小問集合、大問4は平面図形・立体図形の問題の小問集合、大問5は速さに関する問題である。大問1~4は出題単元も例年とほぼ同じである。大問5はグラフからの読み取りが頻出であった。

【難易度】
ここ数年の算数の受験者平均点は、令和3年59.0点→令和4年57.4点⇒令和5年48.7点と推移している。合格者平均点は、令和3年71.4点→令和4年73.1点⇒令和5年61.6点であり、受験者平均同様に下がっており、合格点の目安も、例年約7割の得点率が必要であったが、今年度は6割となった。合格者平均点と受験者平均点との開きが例年10点以上あるため、序盤~中盤の小問集合の精度が算数で成功する鍵となる。

【対 策】
上記の通り、向陽中の大きな特徴は、計算問題・小問集合が得点の大半を占める点であるが、小問集合とはいえ難易度は高く、瞬発的に解く問題もあれば、じっくり考え調べる問題もある。まずは夏以降に過去問を1年分だけでも解いてみて、こういった難易度を体感したい。大切なことは、合格点までにあとどのくらいの学習が必要かを見極めることである。夏以降から入試本番までに最低でも過去5年分の問題に取り組み、小問1問あたりの時間配分などを事前に決めておき、ある程度決まったテンポで解き進めるイメージを持って本番に臨みたい。そのためにも日頃から、計算問題をはじめとして、各単元の問題に取り組み、スピードと正確さの質を高める訓練が必要である。また、難易度の高い問題にも積極的にチャレンジし、解けなくてもまずは解説をしっかり読み込み、解決努力を日頃から行って、難しい問題に動じない精神力と対応できる知識量を身に付けたい。

〇こんな問題が出ました ※答えは省略しております。

◆社会◆
【傾 向】

例年通り記述問題が多く出題され,昨年度は小問45問中7問,今年度は小問42問中6問が記述問題だった。

【難易度】

今年度は,昨年度と比べ受験者・合格者平均点がやや下がっているが,昨年度とさほど難易度は変わっていない。確実に合格するためには7割ほど得点する必要がある。地理・歴史・公民が満遍なく出題されているので分野に偏らず,正確な知識を習得することが大切である。

【対 策】
地理分野に関しては地形や位置関係,雨温図の読み取りなどの基本事項は必ず出題されている。また,各地域で盛んな工業や伝統工芸品なども問われるため,語句だけでなく位置も合わせて覚えておかなければならない。大問5にも,国旗や世界遺産などの地理の問題が出題され,世界地理もよく出題されるので対策は必須である。歴史分野がやや多く出題されており,歴史史料を使いながら深く理解することが重要である。政治史の出題が比較的多いが,産業史や文化史なども出される。公民分野は,憲法や政治分野が多く出題されている。国際連合の組織や国際社会などの現代社会もよく問われるため,日頃から関心を持ってニュースや新聞記事などに目を通しておきたい。特に記述問題では資料の読み取り能力や思考力をはかる出題が多いのでしっかり対策したい。

〇こんな問題が出ました

◆理科◆
【傾 向】
大問数は4題、小問数は27問(2022年度28問、2021年度26問)と過去3年間の小問数は30問弱が出題されている。1問約2点の50点満点で、物理・化学・生物・地学の各分野から均等に出題されている。記述形式の問題は昨年より多く7問出題され、例年通り作図の問題は1問出題された。近年スタンダードになった会話文形式の問題も出題されており、今回は大問2題が会話文であった。

【難易度】
大分県内の受験校の中では、最も難易度が高い問題が出題される。物理や化学において、大問中の終盤の問題では、難関校に出題されるような問題も出題される。今年は、基礎知識を問う問題も多く出題されたが、記述問題は例年よりも多く、時間配分に気をつける必要があったため昨年の平均点(受験者29.1・合格者36.4)よりも今年の平均点(受験者27.5・合格者34.2)は下がった。

【対 策】
応用が解けなくても十分戦えるが、その場合基礎は完璧にする必要がある。基本方針は、県外の難関私立レベルまで学習することを目標に、応用も多少なりとも得点しつつ、苦手な単元をフォローする形にしたい。
具体的には、小6夏までの間に基本の暗記事項は身につける必要がある。夏以降は暗記事項の穴を継続して埋めながら、県外を含む私立の入試問題に多く触れることが必要である。特に会話文形式などで文章量の多い入試問題にふれて、時間配分を意識する習慣を身につけることが大切である。

〇こんな問題が出ました