【長崎県】青雲中学校
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中学校紹介&傾向と対策

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【長崎県】青雲中学校

青雲中学校

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2023入試データ

試験日 合格発表日 募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
(男子) 1月 7日 1月 11日 200名 (561名) 非公表
(女子) (240名)
男女計 801名 783名 666名

2023科目毎データ

国語 算数 社会 理科 合計
試験時間 60分 60分 40分 40分
配点 150点 150点 100点 100点 500点
最高点 144点 150点 100点 98点 474点
合格最低点 非公表 併願 277点
専願 247点
合格者平均点 104点 106点 79点 73点 360点
受験者平均点 100点 99点 76点 70点 345点

学校の特色

  • 中高一貫教育の利点を生かした教育課程を展開
  • 中学では柔道・剣道を必須とし、徳育にも力を入れて、知徳体のバランスのとれた人材育成を図る
  • 「いまをだいじに」の校訓のもと、社会を支える多くの卒業生の支援を受けながら、教育活動の更なる充実を目指す

学校情報

  1. 入学時納入金 ※入学までに納入しなければならない費用(入学申込金・施設費・制服代などすべて)の合計
    男子398,700円  女子430,400円
  2. 毎月の納入金合計 ※中学1年次に毎月必要になる費用(授業料・教育充実費・施設費・積立金などすべて)の1か月の合計
    55,500円
  3. 特待制度
    なし
  4. 学生寮
    1学年の定員:約100名(男子寮のみあり)
    入寮時納入金合計:119,800円
    毎月の納入金合計:75,000円

高校進学情報

高校からの入学定員:男女合わせて50名
高校1年まで中高一貫クラス
高校2年から高校からの入学者との混合クラス

主な大学の入試推薦枠

非公表

2023年度 主な大学の合格実績

国公立大学 私立大学
東京大学 6名 早稲田大学 11名
京都大学 3名 慶應義塾大学 8名
大阪大学 5名 明治大学 10名
北海道大学 2名 東京理科大学 12名
東北大学 1名 同志社大学 8名
九州大学 20名 立命館大学 7名
長崎大学 40名 久留米大学 16名
佐賀大学 6名 福岡大学 25名
熊本大学 6名 産業医科大学 5名
合計 132名 合計 228名

大学進学情報

  • 医学部志望者が多く、2023年度は国公立大学医学部に55名、私立大学医学科に55名合格
  • 医学科のみならず、文系・理系ともに幅広い進路を実現

傾向・難易度・対策

◆国語◆
【傾 向】
昨年に引き続き、大問構成は4題で、漢字が大問一として独立しており、文章題は3題で、論説文、物語文、随筆文が出題された。設問は、大問ごとに1題の記述以外は全て記号選択であった。記述問題は大問ごとに1題ずつ、合計3題出題されている。記述問題は、字数指定ではなく、2~3行の行数指定であり、80字前後の解答を書く力が要求される。文章には注釈が付いているものもあるが、難しい表現も多く、高い読解力が必要とされる。

【難易度】
受験者平均は100点、合格者平均は104点と、ともに150点満点中100点を超えた。漢字は、出題された10題の全てが、6年生修了レベルの漢字の音読みを含む二字熟語であった。記号選択は、比較的難易度が低い問題もあるが、選択肢の中に紛らわしいものも含まれるので、本文と選択肢を丁寧に照らし合わせる必要がある。また、語句の意味を選ばせる問題に関しても、知識だけではなく文脈から意味を読み取る力が求められる。記述問題は、本文から複数の部分を利用し、言い換えて解答する形式である。字数は多く、「問われていること」を明確に把握する力が必要であり、制限時間で書き上げる技術力も求められる。記述する分量も多く、難易度は高い。

【対 策】
説明文では段落ごとの要旨をつかみ、文章全体の主題をつかむ必要がある。物語文においては、登場人物の心情を、会話文や行動、情景描写から正確に理解する必要がある。記述問題だけに限らず、記号選択においても、解答の根拠となる箇所に傍線を引くという作業を普段から徹底すること。また、語彙力を強化しておくことも対策になる。漢字は、6年生修了レベルの漢字を中心に、確実に書けるようにしておくこと。

〇こんな問題が出ました

◆算数◆
【傾 向】
大問は例年同様、5題の構成であった。小問数は昨年19題に減少したが、今年度は例年通りの22問に戻った。大問1では、計算問題や文章題、平面図形、立体図形の問題などの幅広い分野から出題された。大問2~5は、速さ、立方体の切断、規則性、平面図形数が出題された。他には、図形の移動や場合の数の問題も出題されやすい。ここ2年出題された対称性を考える問題は、会話形式で今年度も出題された。近年、思考力を問われる問題が増加している。

【難易度】
昨年度、複雑な計算、立方体の2回切断などにより難化したが、今年度は大問1の小問集合も、大問2~4の各大問も、範囲は広いものの、受験算数での基礎的な内容であった。大問5の格子点に関する問題は例年出題されていない会話形式の問題であった。格子の中で直角になる条件などの知識、試行錯誤して答えを探す能力に加え、文脈を読み取る能力、コンパスを使って考える力が必要な問題であったため、この問題の難易度は非常に高かった。

【対 策】
様々な単元の基本から応用レベルまで幅広く出題されるため、まずは単元別の教材を繰り返しこなし、中学入試特有の解法を身に着ける必要がある。また、近年出題されるようになった、問題文が長く、条件が複雑な場合の数の問題や、対称かどうか見抜く平面図形の問題の対策として、普段から過去問や類題を使い、じっくり時間をかけて解く練習をしておく必要がある。

〇こんな問題が出ました

◆社会◆
【傾 向】

地理分野は農業や工業の統計を利用した問題,歴史分野は幅広い範囲からの問題,公民分野は時事的な文をもとに政治に関する問題が出題される傾向がある。

【難易度】
ここ最近では最も易しかった昨年と比べ、平均点は下がっているが、全体として難易度が大きく上がったわけではないので、統計などの基本的な知識事項を身につけておくことが肝要である。

【対 策】
地理分野で例年出題される統計に関する問題に向けて,基本的な統計の暗記と合わせて,各都道府県の特徴もしっかりとおさえ,過去問を使って練習をしておくこと。また、主要な国の統計も問われるため、対策が必要である。歴史分野では,出題される時代に偏りがないので,各時代の特徴を抜けなく押さえておくこと。公民分野では,政治に関する正誤問題へ向けて,各機関のしくみや役割,憲法の基本的な内容等をしっかり整理しておくこと。また,時事問題では,おもな出来事とその周辺知識を確認しておくこと。論述問題では,単に知識を問うだけでなく,資料を見て考えさせる問題が増えている。学校の教科書に用いられている絵,写真や史料にも目を通しておくこと。

〇こんな問題が出ました

◆理科◆
【傾 向】
試験時間は40分、満点は100点。今年度も例年のように大問数は5題、小問集合が1題と物理・化学・生物・地学の4分野から1題ずつ出題されている。今年度は、大問1は小問集合、大問2の生物分野は植物についての総合問題、大問3の地学分野は月と星座について、大問4の物理分野はてこの考え方を使った網型てんびんの問題、大問5の化学分野は気体の性質と水溶液についての出題であった。小問集合は各分野からまんべんなく出題された記号選択の総合問題である。

【難易度】
合格者平均点は昨年71点に対し今年は73点(受験者平均点は昨年が69点、今年が70点)となっており、昨年とほぼ同程度の難易度で、大半の問題は標準レベルであった。大問4の網型てんびんの問題では、2方向(正面と側方)からてこのつり合いを考えて解答する必要がある難解な問題であった。

【対 策】
最も重要なのは、苦手分野をつくらず、基礎的な知識や典型的な計算問題の解法を定着させておくことである。入試頻出の知識事項を確実におさえ、一部の難度の高い思考力や計算力が必要な問題については、文章中から条件を把握し、表やグラフを読み取るような過去問や、類題を解いて慣れておくことが大切である。記述で解答する問題も数題出題されるので、単純に暗記するだけでなく、なぜそうなるかの背景を考えながら、知識をまとめていく必要がある。

〇こんな問題が出ました