【佐賀県】弘学館中学校
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中学校紹介&傾向と対策

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中学入試情報 / 中学校紹介&入試問題分析

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弘学館中学校

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2023年度 入試データ

試験日 合格発表日 募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
1月 6日 1月 9日 135名 624名 599名 非公表

2023年度 科目毎の入試データ

国語 算数 理科 合計
試験時間 60分 70分 50分
配点 100点 150点 50点 300点
最高点 94点 150点 49点 288点
合格最低点 非公表 146点
合格者平均点 非公表
受験者平均点 65.9点 90.9点 31.5点 188.4点

学校の特色

  • 中高一貫教育ならではの無理、無駄のないカリキュラムのもと、確かな学力、思考力及び創造力の育成
  • 自宅からの通学と学寮を自由に選択でき、自らのライフスタイルに合った学校生活を送れる。
    学寮は、全国でも珍しい女子 寮を完備しており、進学校通学の難しいエリアに住む女子生徒の夢の実現を支援する
  • 長年のノウハウに裏打ちされた独自の医学部進学支援プログラムにより、毎年二けたの国公立医学部合格者を輩出している

学校情報

  1. 入学時納入金 ※入学までに納入しなければならない費用(入学申込金・施設費・制服代などすべて)の合計
    約350,000円 
  2. 毎月の納入金合計 ※中学1年次に毎月必要になる費用(授業料・教育充実費・施設費・積立金などすべて)の1か月の合計
    53,800
  3. 特待制度
    第 1 種特待生:入学金・入寮準備金 ・月寮費・学校月納金の一部(32,000 円 )免除

    ※殊に優秀な者には免除額を拡大します
    第 2 種特待生:学校月納金の一部 (32,000 円 )免除
  4. 学生寮
    1学年の定員:定員は設けておらず、入寮したい生徒は入寮可能。男女別の寮を完備。
    入寮時納入金合計:100,000円
    毎月の納入金合計: 中1、2男女は 73,600 円
                                                         

高校進学情報

高校からの入学定員:90名
高校1年まで中高一貫クラス
高校2年から高校からの入学者との混合クラス

主な大学の入試推薦枠

早稲田大学、明治大学、学習院大学、中央大学、東京理科大学、東京農業大学、関西学院大学、
同志社大学、立命館大学、立命館 APU   他

2023年度 主な大学の合格実績

国公立大学 私立大学
京都大学 1名 早稲田大学 5名
一橋大学 1名 慶應義塾大学 4名
筑波大学 2名 上智大学 1名
横浜国立大学 4名 明治大学 5名
九州大学 6名 青山学院大学 3名
佐賀大学(医学部) 5名 久留米大学(医学部) 14名
長崎大学(医学部) 3名 福岡大学(医学部) 4名
大分大学(医学部) 1名 産業医科大学 3名
山形大学(医学部) 1名 防衛医科大学 1名
合計 60名 合計 323名

大学進学情報

開校以来、毎年難関大学への合格者を輩出している。
特に医学部進学に実績を持ち、2023 年度は国公立医学部 10 名、私立の医学部 38 名の合格者を輩出した。

傾向・難易度・対策

◆国語◆
【傾 向】
2023年入試の大問構成は、例年通り大問3題構成であった。大問1は説明的文章。榎本博明『〈自分らしさ〉って何だろう?自分と向き合う心理学』からの出題で、「自己を語る」ことに関する考察を述べたものであった。大問2は文学的文章。原田マハ『ささやかな光』からの出題であった。大問3は脇明子『読む力は生きる力』からの出題。「映像と読書」を対比させて「読書によって培われる力」について論じた文章であった。記述問題は3題であった。

【難易度】
間違いやすい入試頻出の漢字の読み書き問題や、語句の意味に関する問題、文章内容の把握・心情説明の記号選択問題、空欄補充問題、55字~80字程度という字数での記述問題が出題され、総合的な国語力が試されている。特に記述問題は、各大問で出題され、確かな記述力が求められた。昨年は出題されなかった書き抜き問題が出題されていた。総合的な難度は高くなっていると言えるであろう。

【対 策】
語彙力・読解力・記述力ともに高いレベルが要求される。日頃からさまざまな文章に触れ、慣れ親しんでおくことが必須である。その際、わからない語句をすぐに辞書で調べ、語彙(ごい)力を豊かにしていくことが重要である。また、精読力と記述力の養成を常に意識して学習を行い、毎回、文章をしっかり読み込み、問われていることを明確にし、答える内容をまとめる訓練を積むことが必要である。

〇こんな問題がでました

◆算数◆
【傾 向】
令和5年度は、大問数5問、小問数23問の出題であった。大問1は小問集合、大問2は速さ、大問3は食塩水、大問4は立体、大問5は規則性という構成で、昨年度とは立体と規則性の出題の順番が変わっているものの、全体としては大きな変化はない。出題されている問題も、多くの単元から万遍なく出題されている。
大問1の小問集合は、計算問題と受験算数における基本問題。大問2~大問5は、基本問題に加えて標準問題、応用問題が出題されており、算数の実力が問われる内容である。

【難易度】
大問1は計算問題と小問集合で、問われる知識は受験算数での基礎的な内容である。大問2、大問3では、受験算数においては頻出単元である速さ・食塩水の問題が出題された。各大問の最後の問題は、やや難易度が高い。大問4の立体図形では正多面体が出題されている。大問5は、規則性の問題が出題されている。難易度としては標準的なレベルの問題であり、受験生にとっては取り組みやすい問題であったと思われる。

【対 策】
まず、しっかりとした計算力を身につける必要である。普段から計算過程をきちんと書いて、小数や分数の混じったやや複雑な計算問題を正確に解けるようにしたい。次に、偏りなく広範囲から出題されるため、全単元を万遍なく学習する必要である。今年度の入試問題の大半は標準的な問題の出題となっている。そのため、テキストの標準的な問題の反復練習が必要である。特に、速さ・平面図形・食塩水・売買損益など頻出問題は、より力を入れて繰り返し練習をしておきたい。

〇こんな問題がでました

◆理科◆
【傾 向】
試験時間は50分、満点は50点。今年度は昨年度同様、大問数が4題で生物・地学・化学・物理の4分野から各1題の出題であった。
大問1の生物は、ジガバチとミツバチに関する実験の問題、大問2の地学は、流れる水のはたらきに関する問題、大問3の化学は、物質と気体及び環境問題やエネルギーに関する問題、大問4の物理は、電磁石とリニアモーターカーの原理を考える問題であった。

【難易度】
昨年は、基本用語を書かせる問題が多く出題されたが、今年出題された基本用語は、太陽と三日月湖の2問だけだった。全体的に記号で答える問題中心ではあったが、問題の文量も多く、記述問題も4問出題されたので、しっかり問題内容や表・図を読み取り、時間内に判断し答える力が問われる。

【対 策】
今年は昨年と違って知識事項の出題が少なかったが、それでも、流れる水のはたらきや物質・気体の性質、電磁石に関する基本問題も出題されているので、受験用基礎知識の習得は欠かせない。合わせて、問題文の長い初見の問題は必ず出題されるので、普段からいろいろな問題に取り組み、自分自身の知識と思考力をつかって、初見の問題でも冷静に、時間内にしっかり問題内容を読みとり、判断し、正解を導き出さす訓練をしておく必要がある。

〇こんな問題がでました