【福岡県】小倉日新館中学校
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中学校紹介&傾向と対策

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中学入試情報 / 中学校紹介&入試問題分析

【福岡県】小倉日新館中学校

小倉日新館中学校

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2023年度 入試データ

試験日 合格発表日 募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
(男子) 1月 9日 1月 13日 100名 123名 122名 184名
(女子) 82名 82名
男女計 205名 204名

2023年度 科目毎の入試データ

国語 算数 社会 理科 合計
試験時間 45分 45分 合わせて45分
配点 100点 100点 50点 50点 300点
最高点 96点 100点 50点 50点 289点
合格最低点 非公表 190点
合格者平均点 非公表
受験者平均点 77.3点 78.9点 37.0点 39.3点 232.5点

学校の特色

  • 少数精鋭、文武両道を実践
  • 「自主自律・創造立志」を生活信条に掲げ、人間形成を図り、心身を鍛錬する
  • 数学科・英語科では習熟度別クラスによる授業を実施

学校情報

  1. 入学時納入金 ※入学までに納入しなければならない費用(入学申込金・施設費・制服代などすべて)の合計
    約280,000円(入学後に鞄・教材等の購入あり)
  2. 毎月の納入金合計 ※中学1年次に毎月必要になる費用(授業料・教育充実費・施設費・積立金などすべて)の1か月の合計
    46,250
  3. 特待制度
    SA:入学金免除・授業料全額免除(12ヶ月)

    A:入学金免除・授業料半額免除(12ヶ月)
    B:入学金免除
  4. 学生寮
    なし
                                                         

2023年度 主な高校の合格実績

国公立高校 私立高校
小倉高校 40名 久留米附設高校 1名
戸畑高校 6名 ラ・サール高校 2名
小倉西高校 5名 灘高校 1名
八幡高校 4名 洛南高校 1名
小倉南高校 1名 西大和高校 1名
下関西高校 3名 青雲高校 1名
北九州高専 3名 弘学館高校 11名
大分高専 1名 早稲田佐賀 1名
東京学芸大学附属高校 1名 九州国際大学付属 76名

高校進学について

中高一貫校ではなく、中学3年間のみの私立学校のため、志望高校を自由に選択できる。

傾向・難易度・対策

◆国語◆
【傾 向】
2023年度も例年同様、大問3題構成であった。出題内容としては、大問一が論説文(眞淳平著『人類の歴史を変えた8つのできごとⅠ』)、大問二が随筆文(梯久美子著『好きになった人』)、大問三が知識事項を問う問題であり、構成に大きな変化はなかった。大問一では、記述問題の出題はなく、適語補充・記号選択・抜き出し問題が出題されている。大問二では、本文中で省略された部分を考える記述問題や、登場人物に関する字数指定のない記述問題が出題された。例年通り、大問一・二に漢字の読み書きが出題されている。大問三の問題は、昨年度の慣用句ではなく、今年度は四字熟語の問題になっていた。

【難易度】
受験者の平均点は昨年度よりわずかに下がっているが、文章の長さ・読みやすさは例年と変わらない。論説文では、設問では内容理解に関する抜き出し問題が多く出題されている。随筆文では、文中に例として挙げられている物語の登場人物の心情をとらえる記述問題も出題された。随筆文には自分で考えて書く問題が出題されている。また、漢字・形容詞・副詞など基本的な知識事項も幅広く出題されている。

【対 策】
45分の試験時間で、1000字程度の説明文と随筆文の2題を解かなければならない。よって、普段からタイマーを使って時間を計って解き、時間配分を身につける練習が必要である。丁寧に読み取り、抜き出し問題での抜き出しミスなどしないように落ち着いて解答することを心がけたい。日頃からキーワードチェックを実践することが大切である。また、国語に関する知識(漢字・語句分野)を身につけるため、テキスト・小テストの復習を行い、知識の定着させる必要がある。

〇こんな問題がでました ※答えは省略しております。

◆算数◆
【傾 向】
問題数は大問6問で全小問数は25問であった。大問数・小問数ともに昨年度と同じであり,全体的に取り組み易い計算・文章題が多い。昨年度に引き続き,近年出題されることが多い速さとグラフの問題が出題された。また,大問6では「パスカルの三角形」と呼ばれる,三角形状に規則的に並んだ数に関する問題が出題された。過去には,ユークリッドの互除法やフィボナッチ数列など数学の有名な問題が出題されたこともある。

【難易度】
小倉日新館中に合格するためには4科目で7割から8割の得点が必要とされる。算数においては,受験者平均が例年75点前後であり,他の中学校の入試問題と比べると解き易い問題が多い。全体的に基礎的な知識や計算力を問う問題で構成されているため,丁寧に問題を読み,落ち着いて解き進めれば,高得点を取ることも可能である。難易度は,英進館の受験クラスが用いているテキストの基礎的な問題から標準的な問題と同程度である。

【対 策】
試験時間は50分であり,小問1問あたりにかけられる時間は約2分と言える。大問1の小問集合だけで全問題数の半分以上を占めるので,ここで取りこぼさないことが大切である。家庭学習のときに,普段から時間を計って解くことや,見直し・解き直しをする習慣を欠かさないようにすることで,試験時間内に迅速かつ正確に解くことへつながり,失点を減らすことができるだろう。幅広い単元から出題されるため,苦手な単元を減らすことを心掛けることも重要である。過去の入試問題に類似した問題が出題されることが多いので,過去5年分程度は解いて,目標とする得点率に到達できるか練習しておこう。

〇こんな問題がでました

◆社会◆
【傾 向】

上記のように,例年出題傾向がほぼ固定されているので,過去問対策がかなり有効である。

【難易度】
受験者平均がここ2年下がってきていたが,一昨年程度まで上がっている。

【対 策】
地理分野も歴史分野も,ほぼ決まった出題形式があり,内容は教科書記載の基礎的な問題が中心である。日本地理では,まず各都道府県の地形や特色・気候の特徴も理解しておくこと。また世界地理は,世界地図と世界の国々についての出題があるので,その地図上の位置と特色などを学習しておかねばならない。日本地理も世界地理も統計資料の確認はしておくこと。歴史分野は,年表や日本地図を用いた問題が中心に出題されているので,歴史的事項や歴史上の人物を,時代の流れや出来事が起こった場所を意識して理解しておく必要がある。写真・資料問題も出題されるので,教科書をしっかり確認して人物や出来事,場所などを意識して覚えておくこと。

〇こんな問題がでました ※地図・年表は省略しております。

◆理科◆
【傾 向】
2023年度も例年同様,大問3題で構成されており,大問1は小問集合,大問2は地層や土地の変化に関する問題,大問3は水溶液の性質について出題された。レンガの置き方を変えて重さをはかる問題や電磁石の強さを答える問題では,選択肢の中から問題にあうものをすべて選ぶ問題が2問,また選択肢から正しいものを2つ選ぶ問題も2問出題されている。記述問題は,水を入れたペットボトルに二酸化炭素を集め,ふたをしてよくふったときの様子を答える問題が1問出題されており,複数回答する問題や記述問題の出題は今後も続く傾向にある。

【難易度】
例年,計算問題が少なく,記号選択の問題が多い。教科書の基本事項をしっかりとおさえておけば解くことができる問題が多く見られる。ただし,選択問題では答えを複数選ぶ問題や,正しい選択肢を選ぶ問題,間違っている選択肢を選ぶ問題も見られるので,正確に問題を読み取る集中力が必要である。

【対 策】
分野としては,物理・化学・生物・地学全てから出題されているので,苦手な分野ができないようまんべんなく学習しておくとよい。また,過去に出題された問題と似たような問題が多いことも特徴であり,過去問を何度も解いてどのような問題が多く出題されているかを把握しておくことがとても有効である。記述問題や出題内容は,小学校の教科書の内容が多いので,苦手な単元に関しては,小学校の教科書を読み直しておくと良い。ただし,「間違っているものを選ぶ」問題も出るので,間違っているところがどこなのかをきちんと復習する必要がある。

〇こんな問題がでました