【福岡県】明治学園中学校
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中学校紹介&傾向と対策

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中学入試情報 / 中学校紹介&入試問題分析

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明治学園中学校

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2023年度 入試データ

試験日 合格発表日 募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
(男子) 1月 11日 1月 14日 (80名) (93名) 非公表 (81名)
(女子) (80名) (102名) (94名)
男女計 160名 195名 175名

2023年度 科目毎の入試データ

国語 算数 社会 理科 英語 合計
試験時間 50分 50分 25分 25分 25分
配点 100点 100点 50点 50点 50点 300点
最高点 90点 100点 50点 50点 50点 288点
合格最低点 非公表
合格者平均点 62.5点 61.6点 35.5点 38.8点 39.0点 198.7点
受験者平均点 非公表

 

学校の特色

  • 2022年度中学入試より、選択科目に英語が加わりました。
  • 週6時間の目的別クラスの授業で英語力を鍛えます。(中学終了時約3分の2が英検準2級取得)
  • 独自の探究型授業(中1~高2 5カ年計画)

学校情報

  1. 入学時納入金 ※入学までに納入しなければならない費用(入学申込金・施設費・制服代などすべて)の合計
    200,000円(入学金と前期施設費の合計)
  2. 毎月の納入金合計 ※中学1年次に毎月必要になる費用(授業料・教育充実費・施設費・積立金などすべて)の1か月の合計
    44,900
  3. 特待制度
    なし
  4. 学生寮
    なし
                                                         

高校進学情報

高校3年まで中高一貫クラス

主な大学の入試推薦枠

早稲田大学(法・基幹理工)3名・慶應義塾大学(法)1名・東京理科大学(経営)2名・明治大学(経営)1名
立教大学(心理・理)3名・中央大学(経・商)2名・立命館大学(薬・生命)3名・京都薬科大学1名
関西学院大学(法・経・福祉・建築)4名・西南学院大学(経・外など)3名・福岡大学(薬・商)4名

2023年度 主な大学の合格実績

国公立大学 私立大学
京都大学 1名 早稲田大学 3名
筑波大学 3名 慶應義塾大学 3名
北海道大学 1名 上智大学 2名
東京工業大学 1名 東京理科大学 4名
九州大学 9名 立命館大学 15名
山口大学 8名 西南学院大学 14名
九州工業大学 3名 福岡大学 26名
大阪公立大学 2名 久留米大学 7名
九州歯科大学 2名 産業医科大学 3名
合計 46名 合計 236名

大学進学情報

国公立大学への進学率は30%前後。
関東の有名私大の指定校推薦枠が多いため、福岡県内の大学への進学者よりも東京圏への進学者が多い年もある。
理系3:文系1という割合で、理系は伝統的に医・歯・薬・看護学部、文系は芸術系も含め社会科学、
人文科学の様々な学部に進学している。

傾向・難易度・対策

◆国語◆
【傾 向】
小説文、論説文、漢字語句の大問3題構成であった。昨年同様に資料読み取り問題は、今年度も出題されなかった。文章量は昨年と比べ減少し、問題用紙も昨年の7枚から減少し、今年は6枚だった。記述問題については昨年の6問(小説文3問、論説文3問)から減少し、3問(小説分2問、論説文1問)となった。昨年は論説文にあった本文内容についての会話形式の問題が今年は小説文で出題されている。登場人物のセリフから心情について考える生徒三人の発言を空所補充の形で答えさせる問題になっている。そのうち1問は記述となっており、本文の複数個所を参照させる問題だった。また論説文においては小見出し3題分の読み取りであった。記述問題が減り、書き抜き問題が増えた。さらに表の空所補充の問題も新しく追加された。漢字語句の問題については、漢字に加え、昨年と同じく四字熟語が出題された。ただし昨年とは違い四字熟語を全て漢字指定で書く必要がある問題に変更された。

【難易度】
昨年よりも論説文、小説文共に文章量が減少し、問題用紙が1枚減少した。記述問題の数も論説文、小説文共に減少した。ただ、小説文の記述問題は10字以内、30字以内、40字以内となっていた昨年と比べ、15字以内、50字以内と記述量が増えたことで難易度は増した。また、記述内容も問題文の要素を丁寧に読み取り、本文の複数個所から解答を作成するものだったため、難易度は少し高くなっている。論説文は、昨年の記述のうちの1問と同じ30字の制限字数で、かつ本文中の特定の小見出しからの読み取りとなっており、難易度が下がっている。試験時間の50分で全て取り組むために、基礎事項をおさえるだけではなく、本文の内容を丁寧に読む読解力が求められる。総合して昨年度と難易度に大きな違いはない。

【対 策】
語彙力・読解力・記述力ともに高いレベルが要求されるため、しっかりと練習しておくことが望ましい。また今後の受験生にとっては、これまで以上に読解力や思考力、表現力が求められるので、記述問題においては普段の学習時から空欄にせず、まずは短くても書くというステップから練習を積み重ねる必要がある。併せて、また対話式問題の訓練として「アクティブラーニング」に取り組むことも対策となる。

〇こんな問題が出ました ※答えは省略しております。

◆算数◆
【傾 向】
大問1は、計算3問、平面図形2問(角度・面積)、他に割合・場合の数・資料の活用が出題された。大問2は「割合」、大問3は「規則性」、大問4は「速さとグラフ」、大問5は立体の切断の問題であった。特に、「資料の活用」、「速さとグラフ」「割合」の問題は例年通り出題され、頻出している。

【難易度】
全体として難易度は昨年より難化している。大問1~4に関しては、中学入試問題の標準的なレベルであると言える。大問5は、立体の体積や表面積といった基本的な問題から、立体の切断面の図示と難しく,(4)で苦戦した生徒が多かったと思われる。

【対 策】
図形問題と文章問題のどちらもバランス良く取り組み、各単元の解法パターン・公式を確実にマスターしておこう。「速さとグラフ」、「資料の活用」の分野は、近年頻繁に出題され、最重要単元と言える。代表値の意味や求め方についても正しく理解しよう。また、記述式(考え方を書く)問題については、日頃から「何を求めるのか」「何故その式になるのか」を意識して、式や答えだけでなく、文や言葉を添えて、誰が見ても解法の道筋がわかるように書く練習が必要である。そうすれば間違えた場合の解き直しがしやすくなる。

〇こんな問題が出ました

◆社会◆
【傾 向】

昨年度より,社会・理科・英語の中から2科目選択になった影響で問題数は大幅に少なくなった。今年度も昨年同様の大問1題,小問18題の問題構成になっていた。傾向としては,地理・歴史・公民の基礎的な知識をもとに資料を読み解く問題が多くなっている。

【難易度】

昨年度より語句問題と論述問題は増えたが,取り組みやすい問題が多く,難易度は例年並みであった。

【対 策】
各分野とも基礎的な知識を身につけ,かつその知識を用いて資料を正しく読み取る力が必要とされる。環境と人権,エネルギー,国連,憲法,自然災害については,毎年出題されている。例えば,自然災害についての記述問題が昨年度に引き続き,今年度も出題されていた。地理・歴史・公民分野で,これらに関わる内容の学習は必須である。記述問題対策として,普段の学習から自分の言葉で表現する力を養っていくように努めることが必要である。

〇こんな問題が出ました

◆理科◆
【傾 向】
2022年度から、入試に大きな変更があった。社会・理科・英語の中から2科目選択になり、試験時間が40分から25分に短縮された。変更のあった昨年度と同様、大問数は2題の構成で、大問1は生物・物理分野で小問13問、大問2は地学・化学分野で15問、標準レベルの出題が大半であった。大問2の海水から塩をつくる方法は、小学校の教科書にも載っている内容である。
知識問題・計算問題・記述問題・作図問題がバランスよく出題されており、日頃の学習の成果が出やすい良問も多い。

【難易度】
配点50点で、女子の合格者平均点38.5点、男子の合格者平均点39.1点と高い。中学入試で、よく出題される問題が多く、基本的な知識事項の出題も多い。大問2の(8)の計算問題は、問題文を読み取る力と割合の計算をする力の両方が必要となり、差のつく問題だと考えられる。

【対 策】
例年、基本事項の問題が多く出題されているため、小学校教科書などを使い実験・観察の手順や結果などを押さえておくとよい。また、作図・記述問題も出題されているため、語句の暗記だけではなく、図でどのように表されているか・なぜそうなるのか、などに気をつけながら学習していきましょう。
また、中学入試に出題される内容の学習を、夏期講習までに終わらせ、その後は、明治学園中の過去問や、その他の中学校の過去問を利用して学習をしていきましょう。その中で様々なパターンの問題に慣れていくとよい。

〇こんな問題が出ました