【福岡県】西南学院中学校
メニュー

中学校紹介&傾向と対策

背景

中学入試情報 / 中学校紹介&入試問題分析

【福岡県】西南学院中学校

西南学院中学校

西南学院中学校のHPは→こちら

2023年度 入試データ

試験日 合格発表日 募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
(男子) 1月 12日 1月 14日 160名 (541名) (528名) (268名)
(女子) (592名) (586名) (231名)
男女計 1,133名 1,114名 499名

2023年度 科目毎の入試データ

国語 算数 社会 理科 合計
試験時間 50分 50分 40分 40分
配点 100点 100点 100点 100点 400点
最高点 非公表 非公表
合格最低点 272点
合格者平均点 67点 78点 75点 82点 302点
受験者平均点 59点 61点 62点 71点 252点

学校の特色

  • 聖書を教育の土台とするキリスト教教育
  • オンライン英会話や朝の読書など能動的な学びを通して身につける自主的な学習習慣
  • 国際性の資質を磨くグローバル教育プログラム

学校情報

  1. 入学時納入金 ※入学までに納入しなければならない費用(入学申込金・施設費・制服代などすべて)の合計
    男子約425,000円  女子約480,000円
  2. 毎月の納入金合計 ※中学1年次に毎月必要になる費用(授業料・教育充実費・施設費・積立金などすべて)の1か月の合計
    4
  3. 4月~9月   61,750円
    10月~3月 46,750円
  4. 特待制度
    なし
  5. 学生寮
    なし
                                                         

高校進学情報

高校からの入学定員:男女合わせて専願約70名、前期約160名
高校3年まで中高一貫クラス
文系のみ3年次より高校からの入学者との混合クラス

主な大学の入試推薦枠

■指定校推薦 早稲田大学・慶應義塾大学・明治大学・青山学院大学・中央大学など
■西南学院大学推薦枠 計97名

2023年度 主な大学の合格実績

国公立大学 私立大学
東京大学 1名 早稲田大学 19名
京都大学 2名 慶應義塾大学 9名
大阪大学 4名 上智大学 7名
九州大学 26名 東京理科大学 17名
筑波大学 2名 関西学院大学 33名
横浜国立大学 3名 関西大学 10名
広島大学 4名 同志社大学 34名
九州工業大学 4名 立命館大学 70名
福岡教育大学 6名 西南学院大学 174名
熊本大学 9名 福岡大学 187名
合計 123名 合計 1018名

大学進学情報

  • 国公立大学合格者 合計107名
  • 医学部医学科合格者 合計28名
    (九州大学・兵庫医科大学へ各2名、久留米大学3名、佐賀大学5名、福岡大学10名など)

傾向・難易度・対策

◆国語◆
【傾 向】
2023年度の全体の構成は大問一が文学的文章、大問二が説明的文章、大問三が詩と鑑賞文、と大問三つは昨年度を踏襲しているが、昨年度までパズル的要素がある語句の問題が出題されていた大問四は、本年度は条件に従い解答する条件作文という新傾向の問題が出題された。大問一から三までの記述式の問題は5題から8題になったが、いずれも短めの記述で解きやすいものであった。

【難易度】
文学的文章と説明的文章の文章量は多い。大問三では、詩とそれについての先生と生徒との会話を読んで解答する問題であり、詩は短いが先生と生徒の会話の文章量は多い。大問四では「か・た・つ・む・り」5文字を行の頭に置き、条件に従い作文を完成させる問題が出題され、発想力と語彙力が試されている。全体で読むスピード、内容を正しく把握する力が求められる。解答を迷う問題は少ないが、大問四のように時間がかかるものもあり、時間配分に気を付ける必要がある。

【対 策】
文学的文章と説明的文章は文章量が多いため、日ごろから素早く問題を読み解く練習が必要になってくる。長めの記述にも対応できるように、記述問題の多い他の中学校の過去問などに取り組んでおくとよい。詩の問題については、その情景や気持ちをイメージする力を身につけておきたい。語句は、学んだ言葉、知識を日常生活で活用していく習慣を身につけ、幅広い知識を習得する必要がある。各種テストの見直しもしっかり行うことが重要である。

〇こんな問題がでました

◆算数◆
【傾 向】
試験時間は50分で、出題数は例年同様に大問数6問、小問数20問であった。大問毎の出題単元は、大問1は、計算2問、速さ、面積の単位変換、多角形の角度、仕事算の合計6問の小問集合で昨年と同様であった。大問2は表を読み取るデータの活用(中央値、最頻値)問題、大問3はジャンケンのゲームから解く場合の数の問題、大問4は円の面積や動点の描く模様、この長さの比較の問題、大問5は動く歩道の速さの問題(グラフあり)、大問6は展開図と箱の問題であった。総じてパターン化された問題が減少傾向にあり、その場で考える力が問われる傾向にある。

【難易度】
今年の問題は、標準的な問題が多く、標準~難関レベルであった。大問1・大問2は比較的解きやすい。大問3~大問5は、問題をよく読み、条件を理解して解くものが多かったので、その場の対応力・情報整理の力が求められる。大問3(2)(3)は、与えられたゲームのルールに従い、場合分けをして考える問題であったため、丁寧に考え書き出していくことが求められる。総じて、今年の内容は標準レベルの問題が多く、各大問の前半は取り組みやすく、大問最後の小問で得点差がつきやすい問題構成となっていた。

【対 策】
例年、難関レベルの問題も出題される傾向にあったが、今年は標準レベルの問題が多く、ミスができない問題が多かった。大問3(3)や5のように、難関校で見かけるような問題も出題されているので、標準~難関レベルの問題まで解いて経験を積んでおきたい。上記の【傾向】で述べたように、最近、その場で考える力が増加傾向であるため、普段から「解答に至るプロセス」を書き出す勉強が必要となる。標準レベルの問題を短時間で正確に解くための対策や、場合の数など場合分けをして考える問題など、作業の多い問題の対策もしておきたい。

〇こんな問題がでました

◆社会◆
【傾 向】
論述問題は,2019年から毎年2題ずつ,2022年度は4題出題された。本年度は2題の出題であった。語句で答える問題は昨年と一昨年同様,8問であった。会話文や資料の読み取りの正確さが求められる。時事問題も例年2問程度出題されている。

【難易度】

【対 策】
地理分野では,教科書の資料や図表は必ず確認し,その内容をチェックしておくこと。産業・貿易に関する統計や各地の特色は地図と対応させて覚えておきたい。また世界地理に関する基本的な知識の確認も必要となる。歴史分野では,各時代の出来事や人物を,その年代を中心に確認する。そしてそれに関連する事項を理解することで正誤問題や論述問題に備えたい。公民分野は,憲法の条文や三権についての基本事項について図表を確認しながら整理しておく。またその年の時事問題に合わせて国際関係のことがらも確認しておこう。

〇こんな問題がでました

◆理科◆
【傾 向】
標準的な問題が多く、比較的解きやすい。学校の教科書内容をもとに作問されており、基本的な知識事項、実験・観察の手順などが正確に身についているかが問われる。図やグラフ,表の読み取り問題の出題が目立つ内容であったものの、資料を丁寧に読み取れば正解にたどり着くよう出題されている。大問数は昨年の6題から5題と減少しているが、小問数は昨年の31問より増え37問となり、一昨年並み(38問)となった。

【難易度】
問題の難易度は昨年より若干、低くなった。ただし、資料や図表の読み取り問題の難易度が若干難化しており、資料や図表の読み取りに時間を割けるよう、問題を解く手順に注意が必要である。また、基本事項を問う問題において、近年の環境問題について、どういった現象であるかを答える問題が出題された。そういった時事問題にも対応できるよう、学校の教科書内容を隅々まで理解することに加えて、理科に関する時事についても日頃からの確認が必要である。

【対 策】
1 基本事項は確実に身につけ、テストで間違えた問題は解けるようになるまでやり直そう。
2 学校の教科書は余すところなく読み込む。実験の図やグラフも確認しよう。
3 解答を始める前に、解く順番を決める。英進館のテストでもしっかり練習しよう。
4 キーワードチェックを抜けなく行う。普段、問題を解く時から練習しよう。
5 普段の生活においても、理科に関わる時事をチェックしよう。

〇こんな問題がでました