【福岡県】福岡雙葉中学校
メニュー

中学校紹介&傾向と対策

背景

中学入試情報 / 中学校紹介&入試問題分析

【福岡県】福岡雙葉中学校

福岡雙葉中学校

福岡雙葉中学校のHPは→こちら

2023年度 入試データ

試験日 合格発表日 募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
1月 7日 1月 8日 100名 232名 230名
内GC:19名
FB特進:115名
GC:11名
FB:非公開

2023年度 科目毎の入試データ

※A選考入試は国語・算数・社会・理科、B選考入試は国語・算数・英語で受験

国語 算数 社会※A 理科※A 英語※B 合計
試験時間 50分 50分 30分 30分 インタビュー5分
or エッセイ30分
配点 100点 100点 50点 50点 100点 300点
最高点 87点 100点 50点 47点 100点 A選考:279点
B選考:253点
合格最低点 非公表 FB特進:170点
FB:110点
合格者平均点 60.0点 60.0点 33.5点 30.8点 93.4点 185.6点
転コース合格含む
受験者平均点 59.5点 59.2点 33点 30.5点 78点 A選考:182.2点
B選考:196.7点

学校の特色

  • 総合探究…PBLで生徒の主体性を育む
  • ICT教育…生徒の創造性を引き出す
  • 英語教育…確かな英語力とグローバルな視点を身につける

学校情報

  1. 入学時納入金 ※入学までに納入しなければならない費用(入学申込金・施設費・制服代などすべて)の合計
    270,000円(制服代等は約126,000円)
  2. 毎月の納入金合計 ※中学1年次に毎月必要になる費用(授業料・教育充実費・施設費・積立金などすべて)の1か月の合計
    約62,400
  3. 特待制度
    A特待:入学申込金・施設拡充費(27万円免除)

    B特待:入学申込金(7万円免除)
  4. 学生寮
    なし
                                                         

高校進学情報

高校からの入学定員:100名
高校1年まで中高一貫クラス
高校2年から高校からの入学者との混合クラス

主な大学の入試推薦枠

慶應義塾大学(法学部)・早稲田大学(法学部)・上智大学(カトリック推薦*上限なし)・明治大学3名・
青山学院大学・立教大学6名・東京理科大学3名・中央大学4名・法政大学2名・学習院大学4名・
津田塾大学2名・東京女子大学3名・聖心女子大学5名・関西学院大学13名・関西大学・同志社大学2名・
立命館大学2名・西南学院大学4名・福岡大学14名(内2名薬学部)・APU2名等

2023年度 主な大学の合格実績

国公立大学 私立大学
京都大学 1名 早稲田大学 6名
北海道大学 1名 慶應義塾大学 5名
帯広畜産大学 1名 上智大学 13名
新潟大学 1名 明治大学 3名
九州大学 1名 青山学院大学 6名
九州工業大学 1名 立教大学 7名
佐賀大学 2名 関西大学 3名
長崎大学 2名 関西学院大学 4名
熊本大学 1名 立命館大学 9名
合計 18名 合計 278名

大学進学情報

国公立・私立大学推薦入試(総合型選抜・学校推薦型)での進学率約74%
①徹底した志望理由書やポートフォリオ作成指導
②推薦入試での小論文や面接等の指導
③英検(CEFR B2)だけでなく、文章検定や漢検、または世界遺産検定やニュース検定を取得させ、教養を身につける

傾向・難易度・対策

◆国語◆
【傾 向】
2023年度は、文章題2題と、語句1題、漢字の読み書き1題の大問4題構成であった。昨年と違い、図を読み取らせる問題が出題された。大問一の説明文では、≪文章Ⅰ≫と≪文章Ⅱ≫の二つの文章に分けてあり、時間配分に注意が必要な出題となっている。漢字の読み書きは例年通り10問出題されている。語句分野は、四字熟語、慣用句、ことわざ、類義語が出題されており、幅広い知識が必要な問題となっている。

【難易度】
漢字・語句については例年通りの難易度であり、普段からの反復練習が大切である。説明的文章においては、指示語が指す内容を明らかにする問題や空欄補充など、オーソドックスな問題が多い。文学的文章では、気持ちが変化するきっかけとなる出来事や気持ちの変化がうかがえる人物の会話表現・表情・態度を発見できるかが重要である。

【対 策】
記述問題はさまざまなパターンで出題されるので、文章を読んで内容や登場人物の心情を20字程度に短くまとめるものから、30~50字程度の長さの記述問題を短時間で書くものまで、「書くトレーニング」が必要である。漢字や語句に関しては、授業内で実施する小テストに向けた勉強、復習をしっかりやることが重要だ。資料を読み取って正しく分析させる問題が出題されているので、資料を読み取って、分析し、解釈して自分の意見を表現できる力も必要である。

〇こんな問題が出ました

◆算数◆
【傾 向】
今年度は,大問数5題,小問数25問と例年同様であった。大問1は基本的な計算問題5問、大問2は図形問題を交えた小問集合で8問、大問3は決まりに従って数を並べていく規則性の問題3問、大問4は立体図形3問、大問5は速さの問題でグラフが2人の間の距離の関係を表す問題で、例年のグラフの問題と少し変化し難化した。大問1、大問2、大問4は、基本的な問題が多く、大問3や大問5は標準的な問題であった。

【難易度】
今年度も難問・奇問は出題されず,全体的に基本~標準レベルの問題で構成されていたため,受験生にとっては取り組みやすいレベルであった。大問3では、ルール「ザ・正方形」を理解することができたか、平方数に着目する問題で、(2)(3)の大きな数字のときに対応できるかが分かれる問題であった。大問5のグラフの問題では、例年と異なり、2人の間の距離を表すものになったので難易度は上がった。そのためその他の大問で、丁寧に解き確実に正解したい。

【対 策】
計算や小問など,基本問題の割合が多いため,普段の計算練習をやり直しまできちんと終わらせること,また難問ではないが幅広い単元からの出題があるため,夏期講習から使用する単元別問題集(赤単)の確認問題を完璧に解けるようにすることが大切である。また傾向は大きくは変わらないため,過去問を数年分解いて時間配分や問題レベルを把握したり,英進館で実施される模試の復習を徹底することも効果的である。

〇こんな問題が出ました

◆社会◆
【傾 向】
地理分野は雨温図,主要農作物の統計に関する出題が続いており,世界地理からの出題は昨年の5問から1問へと減少した。歴史分野は弥生時代から,今年度は昭和時代までが出題され,写真や史料を用いた問題が多くみられた。公民分野は,昨年は情報社会に関して出題されたが,今年は一昨年までと同様に国際社会に関して出題された。

【難易度】
難易度は例年と大きく変わらず,基本的な語句を中心に出題されるので比較的取り組みやすい。今年度は文章記述が4問出題されており,うち1問はウクライナの人々に対する支援について自身の考えを問う問題であった。またミサイルの発射実験に関連する出題も見られ,日ごろから新聞やニュースを通して社会への知見を広めておく必要がある。


【対 策】
全分野において,基礎的な知識を幅広く学習する必要がある。地理分野では,各都道府県の特色,雨温図などの読み取りや,主要な統計資料の暗記が必要である。歴史分野では,写真・絵・史料が使用されるので,教科書の図や史料を確認し,政治・文化・外交・産業史に関する基本的な語句を書けるようにしておくこと。公民分野では,政治分野に限らず,環境問題,国際連合,国際社会の出来事などに関して確認しておくことが必要である。

〇こんな問題が出ました

◆理科◆
【傾 向】
2022年度までは小問のみの構成で、小問数が20数題であったが、2023年度は大問が4題、小問数が23題であった。各大問に共通するテーマ(2023年度はSDGs)についての問題が、大問ごとに単元別で出題される。基本的な知識を問う問題や計算問題から、記述問題まで様々な形式の出題が特徴的である。記述問題は、小学校教科書に記載がある内容から、問題文の内容から推測して書かせる記述まで、幅広く出題されている。総合的な問題の中に、それぞれの分野の問題がまんべんなく出題されることもあるが、その年のテーマにより分野が偏っていることもある。

【難易度】
全体としては、基本的な事項も出題されながら、難度の高い計算問題や記述問題まで幅広く出題される。したがって、各分野にわたる幅広い基本的な知識や理解の習得とともに、問題を確実に解くスピードが要求される。また、記述問題に関しては、小学校で学習する実験や観察の内容や方法などを問う問題、思考を問う問題や時事的な問題もあり、高得点を取るにはかなりの理科の知識と理科的思考力が必要とされる。

【対 策】
基本的な知識事項をおさえるとともに、計算力も必要である。また、記述問題も多く出題されることもあるため、教科書などを使い実験・観察の基本事項をしっかり押さえておくことが必要である。過去問を解きながら実験・観察の内容を深く考えるようにしておくとよい。その他、基本問題や計算問題に関しては、他の私立中学の問題を解いて練習し、幅広い知識を身につけておくことで十分に対応できる。

〇こんな問題が出ました