【福岡県】筑紫女学園中学校
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中学校紹介&傾向と対策

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中学入試情報 / 中学校紹介&入試問題分析

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筑紫女学園中学校

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2023年度 入試データ

試験日 合格発表日 募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
1月 9日 1月 11日 140名 457名 455名 382名

2023年度 科目毎の入試データ

国語 算数 社会 理科 合計
試験時間 50分 50分 40分 40分
配点 100点 100点 75点 75点 350点
最高点 98点 100点 73点 69点 317点
合格最低点 非公表 160点
合格者平均点 68.1点 67.4点 50.9点 44.2点 230.6点
受験者平均点 63.7点 61.3点 47.4点 41.7点 214.2点

学校の特色

  • 全教室に電子黒板完備、1人1台iPad使用というICT環境で、一人ひとりの志に応じた「個別の最適な学び」を実現!
  • 外国人講師による英語の授業及びオンライン英会話で英語力アップ!
  • 中学3年次からの「医進・サイエンスコース」では「医サイ探究」に取り組み、高校での論文作成に向けて探究の仕方を学びます。
  • 全クラスが取り組む「探究活動」では、自分で設定したテーマを探究し論理的に考え広い視野で物事を捉える力を身に付けます。

学校情報

  1. 入学時納入金 ※入学までに納入しなければならない費用(入学申込金・施設費・制服代などすべて)の合計
    376,000円 
  2. 毎月の納入金合計 ※中学1年次に毎月必要になる費用(授業料・教育充実費・施設費・積立金などすべて)の1か月の合計
    59,500
  3. 特待制度
    アカデミック特待:施設費・授業料を原則(入試特待)6年間給付

    プログレス特待:月額2万円を原則1年間(継続の場合もあり)を給付
  4. 学生寮
    なし                                                     

高校進学情報

高校からの入学定員:250名
高校1年まで中高一貫クラス
高校2年から高校からの入学者との混合クラス

主な大学の入試推薦枠

早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、
関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、福岡大学、西南学院大学、筑紫女学園大学など

2023年度 主な大学の合格実績

国公立大学 私立大学
東京大学 1名 早稲田大学 3名
九州大学 7名 慶應義塾大学 3名
神戸大学 1名 東京理科大学 3名
横浜国立大学 3名 立教大学 4名
金沢大学 1名 明治大学 5名
熊本大学 7名 青山学院大学 2名
北九州市立大学 4名 同志社大学 10名
九州工業大学 5名 西南学院大学 63名
長崎大学 4名 福岡大学 203名
合計 86名 合計 793名

大学進学情報

  • 医・歯・薬・看護・獣医学科に170名合格!
  • 医学部に21名合格(熊本、佐賀、愛媛、福岡など)
  • 歯薬学部に合計70名合格(九州、九州歯科、福岡歯科など)・国公立大学、有名私立大学にも合格者多数!

傾向・難易度・対策

◆国語◆
【傾 向】
大問構成は、昨年度に引き続き、大問一は漢字の読み書き、大問二・大問三は文章題という三題構成であった。設問内容は、漢字、語句の意味といった知識事項、文法的な識別問題、本文の内容を読み取らせる字数制限なしの記述問題など例年通り幅広い出題であった。字数制限のない、三十~八十字程度の記述問題が四題あり、例年より増加している。グラフを用いた【資料】を読み取り、記述する問題が新傾向と言える。

【難易度】
全体的には例年通りの難易度ではあるが、字数制限なしの記述問題の増加にともない、記述問題を苦手としている生徒にとってはやや難しく感じられたと思われる。複数の要素を文章中から拾い上げ、解答を組み立てる必要があり、幅広い国語力が問われる問題が出題され、記述力、表現力が必要とされる高度な記述が求められる。

【対 策】
普段の学習で使用するテキストや新聞のコラム等の様々な文章を読み、知らない言葉の意味を 調べる習慣をつけることにより、語彙を増やし、読解力を養成していくとよい。また、記述問題に備えるために、設問が「求めているもの」をしっかりと把握し、文章中に答えの根拠を見つけ、正確に要素をまとめていく練習が必要である。記号選択・書き抜き問題も多く出題されるため、選択肢の精査や書き抜き問題の訓練をしておくことも重要である。図やグラフなどを読み取る形式の新傾向の記述問題の対策も不可欠となる。

〇こんな問題が出ました

◆算数◆
【傾 向】
今年も大問数は昨年同様5題で,小問数は28題と例年とほぼ同様の分量だった。ここ数年は大問1が計算問題と文章題の小問集合,大問2は図形の小問集合であり,大問3以降は文章題,グラフに関する問題,その場で考える問題など多岐にわたって出題されている。公式や解法をしっていれば解ける問題とその場で考える問題がバランスよく出題されている。大問5は先生と生徒との会話が正答への導入となっている問題で,大学共通テストや公立高校入試でも最近行われている形式。

【難易度】
大半の問題が基本~標準レベルの問題で構成されており,それに加えやや難易度の高い問題、調べ上げるのに時間がかかる問題が出題される。本年はやや難易度の高い問題が昨年より減り受験者平均点が約8点上がった。受験生にとって力を発揮しやすい問題構成になっている。今年の大問5の(問4)のように1,2問は調べ上げるのに時間がかかる問題が出ることが多いので時間配分に注意したい。大問1は基本問題が中心でここはしっかり得点したい。大問2の図形の問題は,きちんと受験勉強をしてきた生徒にとっては繰り返し練習を積み重ねた問題であった。大問4の水槽とグラフの問題は水槽の床が上下するというやや難易度の高い問題であった。

【対 策】
出題分野に偏りはないので,まずは,○○算や基本的な図形の解法などの習得が必須である。また,その場で考える問題は丁寧に書き上げる力や,複雑な条件を整理したりする力,与えられた条件をきちんと理解する読解力も養わなくてはならない。これらの力は一朝一夕でつかないので,早いうちからこのことを意識して練習を積み重ねることが大切である。最近のトレンドである会話形式の問題になれるためにも複数校受験して,実際の入試で場数を踏むことも大事である。

〇こんな問題が出ました

◆社会◆
【傾 向】
今年の論述問題は地理分野からの出題であった。公民分野は毎年その年の時事問題をテーマにした出題となっている。今年は『衆議院総選挙』を通して、選挙のしくみ、選挙の中で争点となった、消費税・社会保障・ウクライナ問題・エネルギー供給に関して出題された。

【難易度】
他の学校に比べて受験者平均と合格者平均の差が小さく、標準的なレベルの出題となっている。

【対 策】
歴史分野では絵や写真を見て判断する問題,地理分野では地形図から関連する日本全国の気候や産業に関する設問に答える問題などが出題されている。三分野共に、グラフ・表などを使った出題が多いので,重要語句だけでなく、地図・統計・写真などの各種資料を活用した総合的な問題を丁寧に解く練習をすることが大切である。加えて,国際社会の大きな出来事に関心を持って学んでおくことも必要である。

〇こんな問題が出ました

◆理科◆
【傾 向】
生物・地学・物理・化学の4分野から,計7題の構成だった。解答形式は,記号選択が20問,語句で答える問題が5問,計算問題が8問,文章記述問題が3問,作図問題が1問であった。昨年より計算問題,文章記述問題が増加し,作図問題,語句で答える問題が減少しており,語句を答える問題では,乳酸菌を使った食品を答える問題も出題された。

【難易度】
基本レベルから標準レベルの問題が多く,広く浅く基礎知識が問われており,取り組みやすい問題が多かった。水に沈む野菜における野菜が育つときの共通の特徴を答える問題など,身近な例を取り上げた問題も出題されていた。また,標準的な計算問題が出題されているが,普段から幅広く中学受験の勉強を行っていれば,実力を発揮しやすい問題である。

【対 策】
標準的なレベルの問題が多い。合格点を取るために最も重要なことは,あくまでも4分野全単元の基礎学力をしっかり固めておくことである。広く浅くさまざまな学習領域から学力が試されるということから,極端な苦手単元を作らないように,各単元の基礎知識はもちろん,標準レベルの問題の解法をきちんと身につけておかなければならない。また,身近な事柄を理科的に考える問題や実験に関する問題も多いので,普段からニュースや周りの現象に興味を持ち,教科書などを読み,その現象の過程を知っておく必要がある。

〇こんな問題が出ました