【佐賀県】早稲田佐賀中学校
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中学校紹介&傾向と対策

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早稲田佐賀中学校

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2023入試データ(合格者数は発表時点の数)

【新思考入試/12月入試・帰国生入試/九州入試】

試験日 合格発表日 募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
(男子) 12月 4日 12月 9日 約80名
※九州入試の
全日程合計
105名 105名 56名
(女子) 73名 73名 45名
男女計 178名 178名 101名

【一般入試/1月入試/九州入試】

試験日 合格発表日 募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
(男子) 1月 9日 1月 14日 約80名
※九州入試の
全日程合計
351名 337名 205名
(女子) 161名 156名 111名
男女計 512名 493名 316名

 

2023科目毎データ

【新思考入試/12月入試・帰国生入試/九州入試】

※総合Ⅱ・英語のどちらかを選択
総合Ⅰ 総合Ⅱ※ 英語※ 合計
試験時間 50分 50分 50分
配点 100点 100点 100点 200点
最高点 非公表
合格最低点
合格者平均点
受験者平均点 57.7点 55.3点 47.9点 非公表

【一般入試/1月入試/九州入試】

国語 算数 社会 理科 合計
試験時間 60分 60分 40分 40分
配点 100点 100点 50点 50点 300点
最高点 非公表
合格最低点
合格者平均点
受験者平均点 64.7点 51.5点 30.3点 26.5点 非公表

学校の特色

  • 早稲田大学へ、早稲田佐賀高校入学定員の最大50%推薦あります。
  • 難関国立大学、医学部等への合格を導く進路指導を行っています。
  • 附設寮「八太郎館」で培うたくましい人間性とかけがえのない友情を育成しています。
  • 博多駅・天神から校舎正門まで直通のバスで通学可能です。

学校情報

  1. 入学時納入金 ※入学までに納入しなければならない費用(入学申込金・施設費・制服代などすべて)の合計
    518,600
  2. 毎月の納入金合計 ※中学1年次に毎月必要になる費用(授業料・教育充実費・施設費・積立金などすべて)の1か月の合計
    68,100
  3. 特待制度
    ***
  4. 学生寮
    学年の定員:約120名
    入寮時納入金合計:647,750円  
    毎月の納入金合計:497,750円を前期・後期で納入

高校進学情報

高校からの入学定員:男女合わせて120名
高校1年まで中高一貫クラス
高校2年から高校からの入学者との混合クラス

主な大学の入試推薦枠

非公表

2023年度 主な大学の合格実績

国公立大学 私立大学
東京大学 1名 早稲田大学 103名
九州大学 1名 慶應義塾大学 5名
佐賀大学 2名 東京理科大学 5名
熊本大学 2名 明治大学 9名
大分大学 1名 青山学院大学 6名
鹿児島大学 1名 立教大学 6名
岡山大学 1名 中央大学 4名
茨城大学 1名 西南学院大学 15名
宇都宮大学 1名 福岡大学 29名
合計 25名 合計 323名

大学進学情報

  • 早稲田大学への推薦合格者数92名
  • 国公立大学医学部、難関私立大学への進学率61.4%
  • 現役進学率73.5%
  • 九州大学、佐賀大学、熊本大学、大分大学など医学部医学科へ計16名合格

傾向・難易度・対策

◆国語◆
【傾 向】
2023年度の1月入試は、例年どおり、大問三題構成であった。大問一は説明的文章。港千尋『映像論〈光の世紀〉から〈記憶の世紀〉へ』からの出題。大問二は文学的文章(小説)。濱野京子『with you』からの出題。大問三が語句(文法)・漢字問題であるのも昨年同様であった。関東圏の早稲田系列校と同じく、書き抜き、記号選択中心の問題構成ではあるが、文章題の各大問に40字~50字程度の記述式の問題が出題されている。

【難易度】
文章量・小問数は一般的ではあるが、中心となる選択問題では、判断に迷うものが多い。設問に接した際に一つ一つの選択肢に対する細かな吟味が求められる。単なる文章読解ではなく、グラフや地図をもとに答えさせる問題も出題されている。加えて、「矛盾」や「徒然草」などの古典知識を問う問題も出題されており、付け焼き刃の知識では対応できないようなものになっており、難易度は高いと言えるであろう。

【対 策】
語彙力、読解力、記述力を高いレベルで培っておくことが必要である。難関中学の問題に数多く取り組み、本文を根拠としつつ制限時間内で答案を完成させる練習を積んでおくべきである。また、国語に関する深い知識を問う問題が例年出題されているので、普段から読書や辞書引きを通して、さまざまな語句に触れる機会を作っておきたい。

〇こんな問題がでました

◆算数◆
【傾 向】
12月新思考入学試験の総合Ⅰでは魔方陣や図形の移動における「線の長さ」や「囲まれる面積」を求める問題、3の倍数条件や9の倍数条件に関する記述問題が出題された。1月入試では大問数が5問,小問数は26問になった。平均値、中央値の問題は今年度も出題された。また、「ひとつの円に何本かの直線を引いて、円が何個の図形に分けられるか」という問題に対して、解答までの考え方を示す式や文章、表などを記述させる問題が出題された。

【難易度】
昨年と同様の難度であった。標準問題を中心に構成されているが、大問1の小問集合は幅広い単元から出題される基本問題、標準問題で、これらを確実に解ききることが合格のカギ。大問2以降には、やや発展的な問題も出題される。1月入試の大問3はニュートン算の応用問題。大問4の平面図形の標準問題、大問5の立体切断は比較的得点しやすかった。平面図形や立体図形の問題は久留米附設中やラ・サール中の問題を解くレベルが求められる。

【対 策】
大問1の小問集合の問題数が多いので、いわゆる「パターン問題」を着実に習得して短時間に手際よく解けるようにしておく必要がある。図形の問題には難しいものも出題されるので、久留米附設中やラ・サール中レベルの図形の問題にもあたっておくとよい。また、記述問題に対応するために、宿題や、各種テストのやり直しなどをする際に、式や図、考え方をきちんとノートに書く習慣が重要となる。粘り強く書き出す作業を普段から続けていくことも大事である。

〇こんな問題がでました

◆社会◆
【傾 向】
大問1が地理、大問2が公民、大問3が歴史と問題構成の変化はなく、昨年と同じ小問は39問となっている。また、記述問題の出題はなかった。

【難易度】
受験者平均点が昨年と比べて大幅に上がっている。昨年同様、記述問題が今年は出題されておらず、知識量の差がそのまま得点の差になったと思われる。合格者平均点は非公開。

【対 策】
正誤問題は例年通り出題されているので、語句の意味や因果関係などを意識して学習することが重要である。地理分野では、都道府県の特徴、統計、気候、地形図の読み取りなど基本事項はもちろんであるが、今年出題の都道府県の問題は、正確な位置関係、緯度経度を理解することが重要である。歴史分野では、出来事と関係する人物や場所、該当する時代の選択、並び替えなど、複数の知識を関連付けて学習するとともに、「江戸時代の大名配置」の地図、「戦後の日本と中国の外交」の年表・史料の読み取りなど歴史の流れや因果関係などもつかんでおくべきである。
公民分野では、選挙などの基礎知識はもちろんであるが、世の中の出来事や時事問題(テレワークや円安など)に関心・興味を持つことが重要である。

〇こんな問題がでました

◆理科◆
【傾 向】
例年通り大問4題構成となっており、4分野から各1題、地震(地学)、植物総合(生物)、密度・浮力・圧力(物理)、溶解度(化学)について出題されている。解答数は35個で、うち記号選択式が26個、計算して数値を答える問題が9個。記述問題・作図問題は見られなかった。本校の特徴として、中学校履修内容が使われやすい傾向がある。今年度は「N(ニュートン)」「Pa(パスカル)」といった単位で計算する問題が出題された。

【難易度】
中学校履修内容といっても、小学生向けにひと通りの説明があってから問いが立てられる。また、計算の考え方自体は平易なものが大半である。むしろ広く「知識」と言ってよい学習事項は、4分野いずれも標準的な中学入試レベルの訓練が必要。日頃英進館の授業をよく聞き、指導を吸収しなければならない。平均点は決して高くはない(50点満点で26.5点)ので、比較的易しい設問で着実に得点すれば、合格ラインには達するはずである。

【対 策】
標準問題の1題1題を大切にし、きちんと理解を積み重ねること。これに尽きる。今年度の大問1「地震波の計算」や、大問2「光合成と呼吸」など、受験勉強の中で何度も出会ってきた問題であろう。まずはこうした頻出問題の正解率を上げていこう。その上で、いろいろな学校の入試問題も利用して、さまざまな応用計算で対応力を鍛えること。ここまでできれば万全である。

〇こんな問題がでました