【福岡県】福岡雙葉中学校
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【福岡県】福岡雙葉中学校

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2025-05-14更新

2025年度入試データ

入試日 A選考(1月入試) 合格発表日
1月11日 1月12日
募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
女子 100 女子 219 女子 210 女子 非公表
試験科目 試験時間 配点 最高点 合格最低点 合格者平均点 受験者平均点
国語 50 100 女子 98 女子 非公表 女子 非公表 女子 62.5
算数 50 100 100 57.5
社会 30 50 48 29.4
理科 30 50 48 27.9
合計 300 282 FB特進 150 177.6
FB 100
入試日 B選考(1月入試) 合格発表日
1月11日 1月12日
募集人数 志願者数 実受験者数 合格者数
女子 100 女子 219 女子 210 女子 非公表
英語はインタビューまたはエッセイ
試験科目 試験時間 配点 最高点 合格最低点 合格者平均点 受験者平均点
国語 50 100 女子 98 女子 非公表 女子 非公表 女子 62.5
算数 50 100 100 57.5
B選考:英語
インタビュー
5 100 99 66.9
B選考:英語
エッセイ
30 100
合計 300 282 FB特進 150 187.1
FB 100

学校の特色 

  • カトリックの女子校として、知性と博愛精神のもとに、神の恵みに感謝し、
    地球社会の一員であることを自覚し行動する人“グローバルシティズン”の育成に取り組んでいます。
  • 【英検取得実績2024】
    〇英検1級(CEFR C1)10名 〇英検準1級(CEFR B2)71名 〇英検2級(CEFR B1)324名

学校情報 

  1. 入学時納入金 ※入学までに納入しなければならない費用(入学申込金・施設費・制服代などすべて)の合計
    約400,000
  2. 毎月の納入金合計 ※中学1年次に毎月必要になる費用(授業料・教育充実費・施設費・積立金などすべて)の1か月の合計
    約65,000~70,000
  3. 特待制度
    A特待:入学申込金・施設拡充費(27万円免除)

    B特待:入学申込金(7万円免除)
  4. 学生寮
    なし                                                     

高校進学情報 

高校からの入学定員:100名
高校1年まで中高一貫クラス
医進コース:高校1年から高校からの入学者との混合クラス

進学コース:高校2年から高校からの入学者との混合クラス

主な大学の入試推薦枠 

慶應義塾大学(2名)・早稲田大学(2名)・上智大学(2名)・東京理科大学(3名)・明治大学(2名)・青山学院大学(2名)・立教大学(6名)・
中央大学(3名)・法政大学(3名)・学習院大学(4名)・東京薬科大学(3名)・津田塾大学(3名)・同志社大学(4名)・関西学院大学(12名)・
立命館大学・立命館アジア太平洋大学(4名)・西南学院大学(4名)・福岡大学(14名)

主な大学の合格実績(2025年4月時点)

国公立大学 私立大学 医学部医学科
大阪大学 2名 早稲田大学 5名 九州大学 1名
広島大学 1名 慶應義塾大学 4名 久留米大学 1名
九州大学 2名 上智大学 11名 福岡大学 2名
山口大学 1名 明治大学 4名
長崎大学 1名 中央大学 2名
大分大学 1名 立教大学 4名
宮崎大学 1名 法政大学 2名
佐賀大学 3名 東京理科大学 3名
九州工業大学 3名 西南学院大学 18名
合計 23名 合計 235名 合計 4名

大学進学状況 

  • 国公立大学:23名 九州大学医学部医学科1名合格
  • 早慶上理・ICU:24名 早稲田5名、慶應4名、上智11名、東京理科3名
  • 上智大学には33名(2024~2022)進学
  • MARCH学習院:16名、関関同立:9名
  • 国公立・私立大学推薦入試(総合型選抜・学校推薦型)での進学率約80%

受験生へのアピールポイント!

「徳においては純真に、義務においては堅実に」という校訓をもとに創り上げてきた雙葉の伝統を引き継ぐとともに、新たなチャレンジにも意欲的に取り組む92年目の私たちの姿を伝えていきたいという思いがこの言葉に込められています。学校生活を通して「フタバスタイル」を共に思い切り表現していきましょう。

傾向・難易度・対策

◆国語◆

【傾 向】
 2025年度も、文章題2題と、語句1題、漢字の読み書き1題の大問4題構成であった。今年は、文章の内容を把握し、ー図の空欄を埋める問題が出題された。記述問題は、昨年は7題であったが今年は5題に減っている。昨年同様に、説明的文章では、図と文章の関連をつかむ設問があった。また、文学的文章では対話文からの出題があった。漢字語句は例年通り読み書きが10問出題されており、大問3の語句分野では、四字熟語が出題されていた。しかし、主部と述部でつながりが良い文を完成させる設問や、原稿用紙の使い方に即して文章を書き写す問題が出題されるなど、時間配分に注意が必要な出題となっている。幅広い知識が必要な問題となっている。

【難易度】
 漢字については例年通りの難易度であり、普段からの反復練習が大切である。説明的文章においては、指示語が指す内容を明らかにする問題や空欄補充など、オーソドックスな問題が多い。文学的文章では、気持ちが変化するきっかけとなる出来事や気持ちの変化がうかがえる人物の会話表現・表情・態度を発見できるかが重要である。ただ、ここ数年、記述問題や例年にない傾向(今年は原稿用紙の使い方)の問題が出題されるので、時間配分に気をつけねばならない。全体としては、取り組みやすい難易度といえる。

【対 策】
 説明的文章・文学的文章ともにオーソドックスな設問が多いので、基本問題を確実に解答できるように練習しておくことが必要である。また、記述問題はさまざまなパターンで出題されているため、文章を読んで内容や登場人物の心情を20字~50字程度でまとめるものや、字数制限なしで解答欄の大きさから解答の長さを考えて書くものまで、「書くトレーニング」が必要である。漢字や語句に関しては、授業内で実施する小テストに向けた勉強、復習をしっかりやることが重要だ。資料を読み取って正しく分析させる問題が出題されているので、資料を読み取って、分析し、解釈して表現できる力も必要である。

◆算数◆

【傾 向】
 今年度は,大問数5題,小問数25問と例年同様であった。大問1は基本的な計算問題5問、大問2は図形問題を交えた小問集合で9問、大問3はきまりにしたがって〇、△、▢を並べていく規則性の問題3問、大問4は電車の往復に関するグラフの問題が4問、大問5は会話文形式の円柱に関する立体図形の問題が4問であった。大問1~4は、基本的な問題が多く、大問5は会話文の穴埋め問題で読解力も必要である。

【難易度】
 今年度の受験者平均点は57.5点で、2024年の61.4点、2023年の59.2点と比べやや難化した。全体的に基本~標準レベルの問題で構成されていたため、受験生にとっては取り組みやすいレベルであった。大問4では、20㎞離れたA駅、B駅を行き来する電車と自転車の速さに関するグラフの問題が出題された。(1)から単位変換が必要な問題が出題され、注意する必要がある。(2)~(4)では自転車で進むふたばさんが進む様子や父が車で動く様子をグラフに書きこみ、考える必要がある。またそれらのグラフから「すれちがう」と「追いこされる」の区別も必要である。大問5は、体積や面積について会話文から考え方を読み取り、解き進めていくので標準的なレベルである。

【対 策】
 計算や小問など、基本問題の割合が多いため、普段の計算練習をやり直しまできちんと終わらせること。また難問ではないが幅広い単元からの出題があるため、夏期講習から使用する単元別問題集(赤単)の確認問題を完璧に解けるようにすることが大切である。また傾向は大きくは変わらないため、過去問を数年分解いて時間配分や問題レベルを把握したり、英進館で実施される模試の復習を徹底することも効果的である。

◆社会◆

【傾 向】

大問は例年通り、3問の構成で地理、歴史、地理+公民分野で出題された。大問1は地理分野では日本の雨温図や排他的経済水域の説明の正誤問題を中心に世界地理に関する出題が今年も続いている。文章記述が昨年同様に地理分野で2題出題されている。歴史分野は弥生時代から昭和時代までが出題され、今年も資料(史料)の問題が出題され刀狩の目的を説明した正誤問題が出題された。公民分野は、国会の仕事に関する問題が出題された。

【難易度】

 難易度は例年と大きく変わらず、基本的な語句を中心に出題されているため、比較的取り組みやすかった。今年度は昨年同様、文章記述が3題出題されており、うち2問は地理分野で資料を参考にしながら説明する問題であった。残りの1題は歴史分野で承久の乱を起こした中心人物名を答えさせる問題とその目的が出題されているので今後、重要な出来事に関しては、原因と結果などをふまえた知識を増やしておく必要がある。ここ最近、全分野で正誤問題が出題されているのでしっかり文章を読んで1つ1つ正確に理解しておかないと厳しい部分はある。

【対 策】
 全分野において、基礎的な知識を幅広く学習する必要がある。地理分野では各都道府県の特色、雨温図の読み取りや、主要な統計資料の暗記が必要である。ここ最近は世界地理分野からの出題がみられるので日本との関係のある国の特徴や特色は必ず押さえておくことが必要である。歴史分野では写真・絵・資料(史料)が使用されるので、教科書の図や資料(史料)を確認し、政治・文化・外交・経済・産業史に関する基本的な語句は書けるようにしておくこと。公民分野では政治分野に限らず、環境問題・国際連合・国際社会や時事問題の出来事などに関して必ず確認しておくことが必要である。ここ最近、全分野で正誤問題が出題されているのでしっかりと文章内容を読み解く力と普段から年号暗記など正しい知識を定着させておくこと。

◆理科◆

【傾 向】
 2023年度は大問が4題、小問数が23題の構成であったが、2025年度は2024年度と同じく小問のみの構成で、小問数が20題であり、2022年度以前の出題形式と同様であった。問題の始まりから終わりまでを通して一連の会話やストーリーが展開され、その内容にまつわる問題が出題される。基本的な知識を問う問題や計算問題から、記述問題まで様々な形式の出題が特徴的である。記述問題は、小学校教科書に記載がある内容から、問題文の内容から推測して書かせる記述まで、幅広く出題されている。総合的な問題の中に、それぞれの分野の問題がまんべんなく出題されることもあるが、その年のテーマにより分野が偏っていることもある。

【難易度】
 全体としては、基本的な事項も出題されながら、難度の高い計算問題や記述問題まで幅広く出題される。したがって、各分野にわたる幅広い基本的な知識や理解の習得とともに、問題を確実に解くスピードが要求される。また、記述問題に関しては、小学校で学習する実験や観察の内容や方法などを問う問題、思考を問う問題や時事的な問題もあり、高得点を取るにはかなりの理科の知識と理科的思考力が必要とされる。

【対 策】
基本的な知識事項をおさえるとともに、計算力も必要である。また、記述問題も多く出題されることもあるため、教科書などを使い実験・観察の基本事項をしっかり押さえておくことが必要である。過去問を解きながら実験・観察の内容を深く考えるようにしておくとよい。その他、基本問題や計算問題に関しては、他の私立中学の問題を解いて練習し、幅広い知識を身につけておくことで十分に対応できる。