【佐賀県】早稲田佐賀中学校
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【佐賀県】早稲田佐賀中学校

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2025-05-22更新

2025年度入試データ

入試日 九州入試(12月入試) 合格発表日
12月8日 12月13日
募集人数(全入試合計) 志願者数 実受験者数 合格者数
約80 男子 210 男子 120 209 男子 119 113 男子 61
女子 女子 90 女子 90 女子 52
「総合Ⅰ・総合Ⅱ」または「総合Ⅰ・英語」
試験科目 試験時間 配点 最高点 合格最低点 合格者平均点 受験者平均点
総合Ⅰ 60 100 男女 非公表 男女 非公表 男女 非公表 男女 45.2
総合Ⅱ 60 100 55.7
英語 60 100 47.6
面接
(専願・帰国生のみ)
合計 300 非公開
入試日 九州入試(1月入試) 合格発表日
1月13日 1月18日
募集人数(全入試合計) 志願者数 実受験者数 合格者数
約80 男子 550 男子 396 520 男子 372 334 男子 230
女子 女子 154 女子 148 女子 104
試験科目 試験時間 配点 最高点 合格最低点 合格者平均点 受験者平均点
国語 60 100 男女 非公表 男女 非公表 男女 非公表 男女 54.6
算数 60 100 55.2
社会 40 50 34.7
理科 40 50 31.1
合計 300 非公開

学校の特色 

  • 早稲田大学推薦枠148名
  • 早稲田大学も難関大も選ぶことができるレベルの高い授業
  • 地域から日本の諸問題について考える探究活動
  • 学びの楽しさを体感する選択型講座「ワセクエ」
  • 博多駅・天神駅から校舎正門まで直通のバスで通学可能です。
  1. 入学時納入金 ※入学までに納入しなければならない費用(入学申込金・施設費・制服代などすべて)の合計
    594,600円(制服代は除く)
  2. 毎月の納入金合計 ※中学1年次に毎月必要になる費用(授業料・教育充実費・施設費・積立金などすべて)の1か月の合計
    約80,767円(月払いは無い)
  3. 特待制度
    新思考入試、1月入試において成績優秀と判断した受験生を、特別奨学生として合格発表します。
    特別奨学生には、入学金・授業料および施設設備費相当額の奨学金を入学後給付します。
    年度末に審査を行い、規定内の成績であれば最大3年間継続となります。
  4. 学生寮
    入寮時納入金合計:682,250円
    毎月の納入金合計:約88,708円(月払いは無し)

高校進学情報 

高校からの入学定員:男女合わせて120名(内部進学生を除く)
高校1年から高校からの入学者との混合クラス

主な大学の入試推薦枠

早稲田大学推薦枠、2027年度高校3年生より148名 など

主な大学の合格実績(2025年4月時点)

国公立大学 私立大学 医学部医学科
東京大学 1名 早稲田大学 126名 奈良県立医科大学 1名
九州大学 5名 慶應義塾大学 4名 岩手医科大学 1名
佐賀大学 3名 上智大学 4名 愛知医科大学 1名
鹿児島大学 1名 明治大学 3名 藤田医科大学 1名
中央大学 2名 金沢医科大学 1名
法政大学 5名 川崎医科大学 1名
東京理科大学 5名 久留米大学 2名
同志社大学 8名
福岡大学 25名
合計 18名 合計 333名 合計 8名

 大学進学情報 

  • 早稲田大学推薦枠
    開講当初からの推薦枠120名が、2027年度高校3年生より148名になる予定です。
  • 難関国立大学、医学部等への合格を導く進路指導も行っています。

受験生へのアピールポイント!

早稲田佐賀は「学問の独立」「進取の精神」「地球市民の育成」を建学の精神とし、2010年の開校以来、日本という枠を超えた、「確かな学力と豊かな人間性を兼ね備えたグローバルリーダー」の育成を目指してきました。
校舎そばには、歴史ある唐津城、青々と広がる海と空、各地から集まる生徒と教師、そして自発的なチャレンジを後押しするWASEDAのネットワーク。
一人ひとりが世界へとはばたくための環境が揃ったこの学び舎で、生徒たちは仲間と共に日々切磋琢磨しています。
早稲田大学の推薦枠も2027年度卒業生から、148名に増枠し、定員の最大60%以上の生徒が進学できるようになりました。また早稲田大学への進学だけでなく、難関大学への進学を希望し、実現させる生徒も多数います。
早稲田佐賀で自分の「好き」を見つけて、本気で青春してみませんか。

傾向・難易度・対策

◆国語◆

【傾 向】
 2025年度の1月入試は、例年どおり、大問3題構成であった。大問1は説明的文章。石原千秋『未来形の読書術』外山滋比古『読書の方法』という2人の筆者が読書をテーマに書いた文章を読ませる問題であった。大問2は文学的文章(小説)。重松清『海まで』からの出題。大問3が語句(文法)・漢字問題であるのも昨年同様であった。書き抜き、記号選択中心の問題構成ではあるが、大問1で2問、大問2で1問、記述式の問題が出ている。

【難易度】
 文章量・小問数は一般的ではあるが、空欄補充を含む選択問題では、判断に迷うものが多い。設問に接した際に一つ一つの選択肢に対する細かな吟味が求められる。過去には、単なる文章読解ではなく、グラフや地図をもとに答えさせる問題も出題されている。加えて、継続動詞や瞬間動詞などの文法知識を問うもの、ことわざの正しい意味の識別、四字熟語や敬語の知識を問う問題など多岐にわたっており、難易度は高いと言えるであろう。

【対 策】
語彙力、読解力、記述力を高いレベルで培っておくことが必要である。難関中学の問題に数多く取り組み、本文を根拠としつつ制限時間内で答案を完成させる練習を積んでおくべきである。また、国語に関する深い知識を問う問題が例年出題されているので、普段から読書や辞書引きを通して、さまざまな語句に触れる機会を作っておきたい

◆算数◆

【傾 向】
1月入試では昨年同様に大問数が5問,小問数は25問であった。大問1の小問集合が比較的解き易い。平面図形,数の性質,植木算,通過算,回転体の体積など基本レベル中心に出題されている。大問2の単位分数の問題は誘導型の設問,大問3の売買損益はつるかめ算との融合問題。大問4の平面図形,大問5の立体図形ともに前半は得点しやすいが後半は標準・応用レベル。大問3(3)は,解答までの式などを書く記述式の形式で出題された。記述問題の出題は近年続いている。

【難易度】
受験者平均点は,昨年の62.7点が今年は55.2点となり難しくなった。基本,標準問題を中心に構成されているが,大問1の小問集合は幅広い単元から出題される基本問題,標準問題で,これらを確実に解ききることが合格のカギ。大問2,大問3で取るべき問題では,計算量も必要だった。大問3の売買損益,大問4の平面図形,大問5の立体図形は標準・応用レベルで,平面図形や立体図形の問題は久留米附設中やラ・サール中の問題を解くレベルが求められる。

【対 策】
大問1の小問集合の問題数が多いので,いわゆる「パターン問題」を着実に習得して短時間に手際よく解けるようにしておく必要がある。図形の問題には難しいものも出題されるので,久留米附設中やラ・サール中レベルの図形の問題にもあたっておくとよい。また,記述問題に対応するために,宿題や,各種テストのやり直しなどをする際に,式や図,考え方をきちんとノートに書く習慣が重要となる。粘り強く書き出す作業を普段から続けていくことも大事である。

◆社会◆

【傾 向】

 早稲田佐賀中の入試問題は、大問3題で構成されている。出題単元は、大問1は地理分野から各地の特色をまとめた資料をもとにした問題、大問2は歴史分野から古墳時代から明治時代までの説明文をもとにした問題、大問3は公民分野から2024年に起きた出来事に関する資料をもとにした問題であった。どの分野も毎年資料を使い、考えていく問題を中心に出題されている。大問1が地理、大問2が歴史、大問3が公民と問題構成の変化はなく、小問も大きな変化はなく38問となっている。また、記述問題の出題はなかった。

【難易度】

 大問1の地理分野は各地方の特色を学習していれば取り組みやすい問題が出題されている。正誤の組み合わせの問題に関しては正確に問題を読み取る必要があるが、確実に得点したい大問であった。大問2の歴史分野は基礎から応用までの内容が出題されており、得点差が出やすい問題であった。入試ではあまり出題されない人物が選択肢に入っている問題やその場で考える資料の読み取りなどの難問が出題されていた。大問3の公民分野は入試頻出の問題や時事的な問題などが出題された。歴史分野と同様に入試ではあまり出題されない問題があり、難問が出題されていた。

【対 策】
 早稲田佐賀中の対策は、過去の早稲田佐賀中の入試問題を解き、問題の型に慣れることが重要である。基礎から応用まで幅広く出題されるので入試頻出問題を確実に得点できるよう反復練習を行うことや資料を正確に読み取る力が必要である。また、時事的な内容を含む問題も出題されているので社会情勢への関心を持つことも必要である。

◆理科◆

【傾 向】
 例年通り大問4題構成となっており、4分野から各1題、気象(地学)、水溶液・イオン(化学)、動物(生物)、熱量(物理)について出題されている。解答数は33個で、うち記号選択式が21個、語句を答える問題が4個、計算等により数値を答える問題が8個。例年通り記述問題・作図問題は見られなかった。今年度の特徴として、中学校履修内容だけでなく、イオンや分子の構造モデルなど、一部高校履修内容からの出題もあった。

【難易度】
 熱量の計算やイオンの問題など、ひと通りの説明があってから問いが立てられるが、条件が複雑なので小学生にとっては難易度は高い。また、表やグラフの読み取りや実験からの考察など、思考力を試される出題も多く出題された。知識を問う問題は、4分野いずれも標準的な中学入試レベルの訓練が必要だが基本的な内容がほとんどである。日頃英進館の授業をよく聞き、指導を吸収すれば、知識系の内容は難なく得点できる。ある程度、問題によっては取捨選択が迫られるが、比較的易しい設問で着実に得点すれば、合格ラインには達するはずである。

【対 策】
 正確に問題を読み、キーワードチェックをして確実に得点できる設問でミスをしないことが重要となる。また、初めて見るような問題であっても、問題文をよく読むことで問題解決の糸口が見つけられるので、粘り強く一問一問取り組みたい。特に、大問1「雲のできかた」の問題や、大問3「イオン交換膜」の問題は、問題文の中にヒントが隠れており、いかに問題文を素早く丁寧に読むかが得点の鍵となった。また、大問2の最後の問題や大問4の後半の問題など、時間をかけても答えが出せるか確証のない設問に関しては、時間をかけすぎず、場合によっては一旦切り上げて、確実に得点できる問題の見直しに時間を使うことも合格答案を作る上では大切なことである。「メダカの成長・昆虫の体のつくり」など、受験勉強の中で何度も出会ってきた問題も出題されている。まずはこうした頻出問題の正解率を確実に上げていく必要がある。その上で、いろいろな学校の入試問題を利用して、さまざまな応用計算で対応力を鍛えていきたい。来る入試までに、しっかり合格答案をつくる準備をしておこう。