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中高一貫部 英語コラム

背景

wait and see

wait and seeは、「待って様子を見る」という意味の慣用表現です。発音も注意。andは[n]としか発音しません。

宇多田ヒカルの昔のヒット曲で、『Wait&See〜リスク〜』という曲があります。タイトルがのままこの熟語ですね。この曲中でも、andは[n]と発音されています。

この表現は、2001年度の東大入試の英語でも出題されています。物語文の途中にYou wait and (  )という台詞があり、「空所を埋めるのに最も適当な英語1語を記せ」という設問でした。もちろんseeを入れるのが正解です。

この問題は、「選択肢から選べ」という問題ではなく、ノーヒントで適切な1語を記せという問題でした。したがって、wait and seeという表現を知らないと解答不能です。wait and seeは、「高校生向けの英文法問題集や参考書に必ず掲載されている」というようなメジャーな表現ではありません。ですので、知っていないと無理という点では若干厳しい問題でした。

ただ、先ほどの宇多田ヒカルの曲は2000年4月19日の発売で、オリコンチャート1位を獲得したヒット曲でした。したがって、このタイトルが頭の片隅にあれば、2001年2月26日の入試当日に、東大受験生はこの問題を解くことができたのではないかと思います。

実際に入試に出るかどうかはともかくとして、「日頃から目にした英語に興味を向ける、知らない表現は調べる」という心がけが非常に大切だということです。

ちなみに、宇多田ヒカル関連では、travelingというシングル曲がありますが、ここから彼女が用いるのがアメリカ英語であるということも分かります。イギリス英語ではtravellingというようにlを重ねて綴るのが普通です。

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