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中高一貫部 英語コラム

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メガ

「メガホン(拡声器)」は、英語ではmegaphoneです。この単語は、「大きな(mega)音(phone)」という成り立ちです。

「メガ(mega)」は単位系では10の6乗(100万)を表す接頭辞で、日常的には「非常に大きい、ものすごい」といった意味で用いられます。「メガバイト」とか「メガ盛り」とかいった表現で日本語化していますね。

今回は、megaを含む英単語を紹介します。とはいっても、メガトン(megaton)やメガヘルツ(megahertz)などの単位を挙げていくときりがないので、単位以外の語を挙げます。

megalopolis「メガロポリス、巨帯都市、超巨大都市圏」
megadeath「100万人単位の大量死、メガデス」
核戦争の被害などを語る際に用いられる語です。
megalith「メガリス、巨石」
ストーンヘンジなど、先史時代の遺跡として見られます。lithは「石」の意で、lithograph「リトグラフ、石版画」、lithosphere「岩石圏、リソスフェア」などの語に表れます。

omega「オメガ」

オメガはギリシア語のアルファベットで、大文字ではΩ、小文字ではωと書きます。また、オメガはギリシア語のアルファベットの最後の文字なので、そこから「(物事の)終わり」といった意味で用いられることがあります。

オメガ(omega)は、綴りから分かるとおり、「大きな(mega)オー(o)」という意味です。逆に、「小さなオー」はオミクロン(omicron)です。オミクロンは、大文字ではΟ、小文字ではοです。オメガとオミクロンに、またそれぞれ大文字と小文字がある、というのもなんだかおもしろいところです。

なお、脱線ですが、中央アメリカの国をおぼえるときには、「メガホンにこすったパナマ」というフレーズを押さえておくと便利です。

北アメリカ大陸のアメリカ合衆国から、南アメリカ大陸のコロンビアにいたるまで、間にいくつかの国がありますが、こうした国々をおぼえるための語呂合わせです。

北から順番に、メキシコ、グアテマラ(ガテマラ)、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマと並んでいます。最初の文字をつなげて、「メガホンにこすったパナマ」です。

ただし、以上は「太平洋と大西洋の両方に面している国」だけを並べたものです。これに加えて、大西洋のみに面しているベリーズと、太平洋のみに面しているエルサルバドルがあります。

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