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中高一貫部 英語コラム

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超ド級

物事の程度を強調するときに、「ド級の(弩級の)」とか「超ド級の」とかいった修飾語を用いることがあります。これってどういう語源でしょうか。

ドを片仮名で書くのは、外来語由来だからです。この「ド級」という表現は、20世紀初頭にイギリスで建造された戦艦の名前「ドレッドノート(dreadnought)」に由来します。「ド級の」とは「戦艦ドレッドノート並みにすごい」ということです。

dreadは「...を恐れる」の意の他動詞で、nought (naught)は「ゼロ(零)(nothing)」の意です。

したがってdreadnoughtとは「何物も恐れない」といった意味で、この名前には、当時この戦艦がいかに強大なものだったかということが示されています。

ということで、せっかくなのでdreadとnought (naught)という単語はおぼえておきましょう。たとえばcome to naughtはcome to nothingと同じで、「何にもならない、失敗に終わる」という意味です。